變臉 この櫂に手をそえて
『變臉 この櫂に手をそえて』(へんめん このかいにてをそえて、原題: 變臉)は、1996年製作の中国映画。監督は呉天明。 邦題では「へんめん」と題されているが臉の字の正式な読みは「れん」である。 あらすじ「変面王」と呼ばれる大道芸人の王(ワン)は、川劇の変面(仮面の早変わり術)の名人である。子供のいないワンは、一子相伝の芸を伝えるべき後継者を求め、違法な幼児売買で男の子を買い、狗娃(クウワー)と名付けて溺愛する。しかし間もなく、クウワーが実は性別を偽って売られた女の子であることを知ってしまう。伝統的に芸は男にしか伝えられないものとされており、怒ったワンはクウワーを追い出そうとするが、他に行くところのないクウワーは必死にワンに食い下がり、なんとか召使いとして置いてもらうことになる。 ある時ろうそくの側でワンの面を眺めていたクウワーは、誤ってワンの住まいである船を火事にしてしまう。罪の意識からワンの元を逃げ出したクウワーは、せめてもの償いのつもりで幼い男の子を密かにワンの元に連れてくる。しかし、そのせいでワンは誘拐犯の罪を着せられて逮捕され、死刑を宣告される。 クウワーはワンの友人で「今観音(生き仏)」と呼ばれる有名な京劇俳優のリャンに助けを求め、その客である軍の要人の前でワンのために命を捨てようとする。クウワーの覚悟を見て、初めは警察に口出しすることを渋っていた要人も重い腰を上げ、その助力の甲斐あってついにワンは釈放された。 クウワーの自分を慕う気持ちに心を打たれたワンは彼女に芸を伝えることを決め、二人は仲よく旅を続けてゆく。 出演
スタッフ
評価映画は世界で多くの映画賞を受賞した。1999年のアメリカに限っても、100万USドルの利益を生じた。 ノミネートと受賞
外部リンク
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