讃岐神社
讃岐神社(さぬきじんじゃ)は、奈良県北葛城郡広陵町三吉にある神社。式内社で、旧社格は村社。 竹取物語に登場する「竹取の翁」が名を「讃岐造(さぬきのみやつこ)」ということから、これが大和国広瀬郡散吉郷のことであるとして、「竹取物語ゆかりの神社」を称している[1]。 祭神現在は、大国魂命・若宇加能売命・大物主命を祀るとしている。 『日本三代実録』元慶7年(883年)12月2日条には「散吉大建命・散吉伊能城神に神階従五位下を授ける」という記述があり、当社の神のこととみられる。 歴史鎮座地名の「三吉」は「みつよし」と読むが、かつては「散吉」と書いて「さぬき」と読んでいた。一帯は讃岐国の斎部氏が移り住んだ地で、讃岐の故郷の神を勧請し創建したものとみられる。延喜式神名帳では「大和国広瀬郡 讃岐神社」と記載され、小社に列格している。 広瀬川合(現 廣瀬大社)の若宇加乃売命を勧請したことにより、江戸時代までは「広瀬大明神」「南川合明神」と称していた。慶長19年(1611年)正月に火災があり、現在の本殿はそのときに再建されたものである。 境内
讃岐神社と竹取物語日本最古の物語といわれている『竹取物語(かぐや姫伝説)』の舞台は諸説あるが、奈良県北葛城郡広陵町が有力な候補地であるといわれている。 広陵町が竹取物語の舞台といわれる根拠[1]
ロケ地となった映画奈良県の葛城地域(大和高田市・御所市・香芝市・葛城市・広陵町)を舞台にした映画、「天使のいる図書館」のロケ地の1つとして選ばれた[2]。主演:小芝風花 共演:横浜流星。 関連項目
|