誘惑は嵐の夜に
『誘惑は嵐の夜に』(ゆうわくはあらしのよるに)は、2016年公開の日本映画。監督は、いまおかしんじ。主演は、高樹澪と石川優実。愛と性をテーマに描いた映画シリーズラブ&エロスのラブストーリーズ2の作品の一つ。R-15指定作品。ジャンルは、ファンタジー・ラブロマンス。内容は、落雷のショックで中身(意識)が入れ替わってしまった母娘と、2人を取り巻く男たちとの騒動を描いている。 ストーリー主婦・須田佐和子は、定年退職を迎えた夫・謙三が急によそよそしくなったと感じていた頃、街角で石を売る若者・清水と知り合う。佐和子が清水と会話していると彼が空腹でしゃがみ込んでしまい、昼食をご馳走するとお礼に石をもらいほのぼのした気分で帰宅する。一方佐和子の娘・康子は、弾き語りをする恋人・北村満のためにライブ活動の場を確保するが、消極的な彼の態度に「もう知らない」とケンカしてしまう。後日佐和子は、人づてに康子が会社を辞めていたことや恋人の存在を知り、雨が降る中娘のアパートに訪れて事実かどうか尋ねる。しかし母子が会話の流れで興奮していくのに合わせて外は徐々に嵐となり、揉み合いになったその時アパートに落雷したショックでお互いの中身が入れ替わってしまう。 母子は動揺するがとにかく佐和子は娘のフリ(以下“康子”)を、康子は母のフリ(以下“佐和子”)をして生活することに決め、2人が信頼する共通の知人女性・かおるにだけ入れ替わりの話を打ち明ける。“佐和子”は家族の会話をしてくれない謙三に気持ちをぶつけるが、結局素っ気ない態度で返されてしまう。後日かおるから助言を受けた“康子”は、もう一度青春を謳歌したいという気持ちが芽生え、若い娘として“初対面”した清水と酒を飲みに行った所彼からキスをされる。“佐和子”は母親として満と会い娘のことをどう思っているか確かめるが、運悪く2人でいる所を謙三に見られてしまう。 “佐和子”は公園で謙三と缶ビールを飲みながら会話をし、「定年になった自分を見下されそうで佐和子と話せなかった」という本心を聞き出す。しかし直後に昨日一緒にいた男(満)のことを聞かれた“佐和子”は、「ミュージシャンと付き合ってる」と冗談を言ってしまい、夫と少し揉めてしまう。その夜“佐和子”はスナックに訪れて“康子”に謙三の本心を伝え、妻は最近の夫のよそよそしい態度の原因が分かり一安心する。その後“康子”と“佐和子”は、天気予報を見たかおるから「明日の夜は嵐になるらしい。もう一度同じ状況で落雷すれば元に戻れるかも」と告げられる。 翌日の昼過ぎ、かおるが康子のアパートのベランダで避雷針の準備をする中、“佐和子”は浮気を疑う謙三に玄関先で引き止められてしまう。同じ頃“康子”は「もう会えなくなる」と伝えるために清水と会うと、彼から告白されて雨が降り始めるのも構わず、2人で彼の部屋に訪れて愛を交わす。心配するかおるのもとに、謙三の足止めから逃げてきた“佐和子”と、清水と別れてきた“康子”がアパートに現れ、近くで雷が鳴り始めギリギリで準備が間に合う。“康子”と“佐和子”は、先日の落雷時と同じ体勢になった直後アパートに雷が落ちるが、2人は元に戻らずショックを受ける。 キャスト
スタッフ
テーマ曲
脚注注釈外部リンク
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