覚乗寺高台院霊屋
覚乗寺高台院霊屋(かくじょうじこうだいいんおたまや)は、宮城県登米市登米町にある伊達宗倫の霊屋。別名は「天山公廟」。県から有形文化財に指定されている。 概要伊達宗倫は伊達家仙台藩2代藩主忠宗の五男であり、登米伊達家第4代当主であった。1670年(寛文10年)、江戸からの帰途に仙台で病没し、当霊屋は2年後の1672年に建立された。1953年(昭和28年)3月21日に宮城県から有形文化財に指定された。現在の建物は1972年3月、1年数か月をかけて往時の姿に復元されたものである[1]。 建築廟の大きさは、方三間、桁行・梁間ともに23尺5寸(約7メートル)、向拝1間、前面縁付で素木造、床板張、屋根は宝形造、木羽葺。内部には漆塗、胡粉塗、金具で装飾された須弥壇(しゅみだん)があり、その上に方三尺、入母屋造、柿葺の家形厨子が置かれている桃山様式の建物。また、その床下には石畳の墳墓が設置されている。宗倫の兄、伊達光宗の霊廟である円通院三慧殿(重要文化財)と共に仙台藩霊屋建築の秀作と言われる[2]。 現地情報所在地
交通アクセス周辺脚注
関連項目外部リンク
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