西山天王山駅
西山天王山駅(にしやまてんのうざんえき)は、京都府長岡京市友岡四丁目にある、阪急電鉄京都本線の駅。駅番号はHK-76[2][3]。 概要2013年(平成25年)12月21日に開業した[2][4][6]、阪急電鉄最新の駅。長岡天神駅と大山崎駅の間の前者寄り、京都縦貫自動車道との交差地点に設置された。 当初は2013年春に開業予定だったが、2012年(平成24年)3月30日の駅名の決定と同時に開業時期の延期が発表され、翌2013年6月5日に同年12月21日の開業決定が発表された[1][2]。駅名の正式決定前は「南長岡京市駅」という仮称が使われていた。同年11月22日には、コンセプトワードとして「つながる ひろがる かなであう」[4]、駅から直接アクセスできる観光スポットをイメージした「シンボルビジュアル」が制定された。 なお、当駅の開業日には、阪急電鉄で駅ナンバリングの導入(当駅はあらかじめナンバリング設定済み)、三宮駅(現在の神戸三宮駅)など4駅で駅名変更が実施された[1]。 歴史駅構造相対式ホーム2面2線[6]を有する地上駅である[1][2]。 改札口は東西に2箇所あり、互いのホームは地下道で連絡している。また、ホームと改札口を結ぶエレベーターが2基、エスカレーターが4基設置されている[1]。 駅舎は、和風を基調にしながらも現代風にアレンジした「和モダン」を基本コンセプトとしている。また、高速道路の高架下という立地のため、駅舎正面はガラス張りとされ、外光をより多く採り入れられる構造となっている。 なお、駅の整備に際して駅舎整備費用の約20億円は阪急電鉄と長岡京市が折半し、駅前広場は市側が負担した費用により整備された[7]。 直上を走る京都縦貫自動車道には、当駅の開業に合わせて新たに「高速長岡京バスストップ」が設けられ[4][8]、エレベーターを介して当駅の東口と連絡している。 のりば
利用状況2023年(令和5年)の1日あたりの通年平均乗降人員は12,690人で、阪急電鉄全線では57位[統計 1]。 開業当初予測していた1日あたりの乗降客数は8千人であったが[8]、利用者を順調に増やしていき2022年度には高槻市駅以東の急行通過駅で最多の数値となった。 年次別利用状況各年次の乗降人員の推移は下表の通り。
年度別利用状況各年度の利用状況は下表の通り。
駅周辺広範囲にわたって住宅街が続いている。
バス路線東口のロータリーに阪急バスと京都京阪バスが乗り入れ、以下の路線を運行している。この他、京阪バスが京都競馬開催時に京都競馬場線を運行する。 停留所名は阪急バス・京都京阪バスが「阪急西山天王山駅」、京阪バスが「阪急西山天王山」。 阪急バス阪急バスは全便大山崎営業所担当。
京都京阪バスとの共管系統京都京阪バスの乗り入れは阪急バスとの共同運行である八幡営業所の淀長岡京線90号経路のみ(阪急バスとは路線名が異なる)。
高速バス高速バスは、駅直上の「高速長岡京バスストップ」に停車する[4]。高速バス利用者のためにパークアンドライド用の駐車場が設置されている[4]。 駅の現状当駅の開業後、京都・大阪方面への通学・通勤や立命館中学校・高等学校の移転の効果もあり、予測を上回る乗降客数となっている[8]。 その一方で、当駅に連絡している「高速長岡京バスストップ」の存在を知らない周辺住民が6割もいたことが長岡京市が実施した調査で明らかとなっている[8]。停車する高速バスの本数は開業初年の2013年に18便でスタート[9]、2015年4月の86便[9]をピークに減少し続けている(2017年時点では69便[9]、2018年時点では65便[8])。減少の理由として、名神高速道路を走行するバスの場合、バス停車のために大山崎JCTから長岡京ICを一度下りてUターンして再度長岡京ICから入ることによって追加料金が発生することが事業者の負担となっていることが背景にある[9]。また、長岡京市がバス利用者に実施したアンケートでは、バス停周辺に店舗が少ないこと[9]、待合室がないこと(バスストップはベンチがあるのみ)[4]が不満として挙げられている[9]。 隣の駅脚注記事本文注釈出典
利用状況
参考文献
関連項目外部リンク
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