藤井 正雄(ふじい まさお、1934年2月26日[1]-2018年6月9日[2])は、日本の宗教学者、大正大学名誉教授、浄土宗僧侶。宗教学専攻。
経歴
1934年、東京生まれ。大正大学文学部哲学科で学び、1957年に卒業。同大学大学院に進学し、1963年に博士課程を単位取得退学。
同1963年より大正大学講師。後に、助教授、教授に昇格。1997年から2000年まで文学部長を務めた。2005年に大正大学を定年退任し、名誉教授となった。2001~2002年には、ハーバード大学ライシャワー研究所客員研究員。浄土宗勧学。文学博士(学位論文「祖先祭祀の儀礼構造と民族」)
学界では、日本生命倫理学会会長、また京都大学再生医科学研究所倫理委員会委員。2018年遷化。
受賞・栄典
- 1973年:日本宗教学会賞を受賞。論文「仏教儀礼の構造比較」に対して。
著作
- 著書
- 『現代人の信仰構造 宗教浮動人口の行動と思想』評論社 日本人の行動と思想 1974
- 『ご利益さま』ごま書房 1974
- 『仏壇と供養 仏壇の祀り方と先祖供養の仕方』永岡書店 1980
- 『仏事の基礎知識』講談社 1985
- 『日本人とご利益信仰』講談社 もんじゅ選書 1986
- 『お盆のお経 仏説盂蘭盆経』講談社 1987
- 『骨のフォークロア』弘文堂 シリーズ・にっぽん草子 1988
- 『お墓のすべてがわかる本』プレジデント社 1991
- 『祖先祭祀の儀礼構造と民俗』弘文堂 1993
- 『お葬式いま・むかしQ&A なむブックス<お葬式あれこれ>質問箱』浄土宗出版室編 浄土宗 1998
- 『死と骨の習俗』双葉社 ふたばらいふ新書 2000
- 『盂蘭盆経』講談社 萩原秀三郎写真 2002
- 『戒名のはなし』吉川弘文館 歴史文化ライブラリー 2006
- 『現代人の死生観と葬儀』岩田書院 (発売) 2010
- 共編著
- 翻訳
参考
- bookweb
- 藤井正雄名誉教授 略歴・業績目録 (藤井正雄教授退任記念号) 宗教学年報 2005
脚注