座標: 北緯22度21分58秒 東経114度6分18秒 / 北緯22.36611度 東経114.10500度 / 22.36611; 114.10500
藍巴勒海峡 (ランブラーかいきょう、中国語: 藍巴勒海峽、英語: Rambler Channel) は、香港の新界本土(荃湾・葵涌)と青衣島の間に存在する海峡である。青衣海峡や青衣門とも呼ばれる。ビクトリア・ハーバーに含まれ[1]、香港の水域測量に貢献した英国艦、ランブラー号(HMS Rambler) に因んで名付けられている。
藍巴勒海峡は最も広いところで幅900mである。「⅂」の形をしており、龍鼓水道や馬湾海峡と接続する北西端の汀九は、ビクトリア・ハーバーの境界にもなっている。南側は、ビクトリア・ハーバーの中心部に接続する[2]。海峡は荃湾ニュータウン、葵涌コンテナターミナル、醉酒湾(葵涌公園)、青衣湾の埋め立てに伴い狭まっている。かつて青衣島と新界の間には、牙鷹洲、青洲、芒洲という島が存在したが、埋め立てにより消滅した。
2013年、藍巴勒海峡は、夕日のスポット15選に選定された[3]。海峡内(荃湾の海岸線を含む)はビクトリア・ハーバーの水域に含まれ、法律により遊泳が禁止されている。
橋梁
藍巴勒海峡には、7本の橋がかかっている。以下に、北西から南東の順で挙げた。()内は開通年。
- 青衣北西部の鑊底湾と汀九を結んでいる。青朗公路(3号幹線)の一部で、大欖トンネル、長青トンネルと接続する。
- 青衣北橋とも呼ばれる。青衣北東部(青衣駅、牙鷹洲周辺)と荃湾を結ぶ。德士古道や青衣北岸公路と接続する。
- 港鉄東涌線と機場快線専用の橋。青衣駅・茘景駅間に位置する。
- 藍巴勒海峡大橋とも呼ばれる。3号幹線の一部。
- 2本合わせて青衣南橋と呼ばれ、葵涌と青衣東を結ぶ。青衣大橋(旧南橋)は青衣島と新界を結ぶ最初の橋として建設され、現在は一方通行となっている。
- 青衣南東部と昂船洲を結ぶ。8号幹線の一部で、南湾トンネル、青沙公路と接続する。
施設
- 藍巴勒海峡公共貨物作業地区
- 藍巴勒海峡台風シェルター
埠頭
ビーチ
沿岸の建築物
出典