蓮花ちゃん(れんかちゃん)は、奈良県葛城市の公式マスコットキャラクター。
概要
奈良県葛城市出身の漫画家木下聡志[1]により作成された女の子のキャラクターで、2009年4月15日に平城遷都1300年祭の公式キャラクター「せんとくん」の恋人候補という設定で発表された。
発表当初から名無しのままで「せんとくんに恋文を渡す」[2]、平成21年の練供養会式にて「せんとくんとデートをする」[3][4]といった積極的なアピールを行っていたが、葛城市により愛称の一般公募が行われ、国内外から集まった2576件1378種類の案の中から2009年6月14日「蓮花ちゃん」と命名された[5]。
モチーフは奈良県葛城市にある當麻寺(たいまでら)の尼僧であったとされる伝説上の人物「中将姫」で、中将姫伝説のエピソード「一夜にして蓮糸による当麻曼荼羅を織り上げた」「孝謙天皇の前で琴を演奏し褒美を賜われた。」などは、蓮花ちゃんの「蓮」の字や、プロフィールの特技「編み物」「琴」に反映されている。
デート以降はバレンタインデー[6]を除きあまり積極的なアピール活動をしていなかったが、お笑い好きのせんとくんのため、2010年9月13日に市役所職員とともに「蓮花ちゃんのせんとくん」としてM-1グランプリに挑戦[7][8]。しかし、結果は1回戦敗退となった[9]。
「平城遷都1300年祭」のフィナーレ会場でのせんとくんの音楽好きな様子から、Twitterでの呟きに応じた福岡県太宰府市のキャラクター千梅ちゃんとユニットを結成、12月5日の奈良マラソン会場にて「眠れない夜」と題する歌を披露した[10]。せんとくんが奈良県のマスコットキャラクターに就任すると、2011年1月4日の仕事始めに最初の客として訪問、年始の挨拶と「就職」を祝う手紙を手渡した[11]。
せんとくん以外ではまんとくんとのかかわりも多く、2010年2月12日にはまんとくんにバレンタインデーの贈り物として「お友達」と書いたチョコケーキをプレゼント[12]、お返しに3月11日にはまんとくん、長屋くん[13][14]、左近くん[15][14]、たいしくん、ミーマン[16]からホワイトデーの訪問を受け、まんとくんからは「特製まんとくんまんじゅう」を受け取った[17]。6月2日に満2歳の誕生日を迎えたまんとくんを平城宮跡第一次大極殿に訪ね、自身のイラスト入り手作りマントと誕生日ケーキをプレゼント[18][19]し、6月13日には平城遷都1300年祭のまほろばステージにて前述の手作りマントを着たまんとくんと共演した[20]。
2011年2月3日 日本郵便は、葛城市内4つの郵便局(忍海、新庄、新庄疋田、長尾の各局)におけるの風景印の図案変更に伴い、蓮花ちゃんを追加した[21]。
2013年5月9日 竹之内街道1400年を記念して、同街道入り口の「柿の葉すし本舗たなか葛城店」でアルバイト[22]。
着ぐるみ
- きぐるみは1体作成されている。現在は一般貸出も行われており、貸し出し予約は一年前からとなっている。
脚注
関連項目
外部リンク