蓮池潭座標: 北緯22度41分06秒 東経120度17分51秒 / 北緯22.68506度 東経120.297396度 蓮池潭(れんちたん Liánchí tán)は、台湾高雄市左営区にある広さ約42haの池[1]。または、この池を中心とする蓮池潭風景区のことを表す。かつて蓮池潭は72haの広さがあったが、孔子廟や環潭道路の建設のために埋め立てられ、現在では42ha(南北約1.3km、東西約0.4km[2])まで狭くなっている。 清朝時代の1686年に孔子廟を建立する際、池を廟宇の泮水として蓮を植えたため、「蓮池潭」と呼ばれるようになった[1]とされる。また、満開の蓮の花が匂い香ることに因み「泮水荷香」と謳われ、清朝時代には鳳山八景の一つ[3][1][4]に数えられた。 ワールドゲームズ2009では、幾つかのウォータースポーツ競技の会場となった。 主な名勝孔子廟(孔廟)1686年(康熙25年)建立、1976年(民国65年)現在地に移転する[5]。 元帝廟及び北極亭元帝廟は玄天上帝(玄武)を祀る道教寺院で、清朝時代の乾隆年間に創建された[6]。蓮池潭上に造られた北極亭には、1995年(民国84年)に造られた高さ72mの玄天上帝像が置かれている[7]。 啓明堂及び春秋閣啓明堂は五公菩薩及び関帝(関羽)を祀る寺院。清朝時代の1899年(光緒25年)に五公菩薩及びを祀る明德堂として創建された。その後1903年に啓明堂に改名され新たに関帝を祀るようになり、「文武」二聖同祀の寺院となった[8][9]。1906年(光緒32年)現在の土地に移転する。蓮池潭上に造られた春秋閣は1953年に造られたものである[8]。 慈済宮及び龍虎塔保生大帝を祀る道教寺院で、1719年(康熙58年)に創建された[10]。1960年(民国49年)に現在地に移転する[10]。蓮池潭上に造られた龍虎塔は1974年(民国63年)に造られたものである。 鳳山県旧城国定古跡である鳳山県旧城(左営旧城)は、1722年に土塁で囲まれた城郭が形成され、その後1826年に石造りの城壁及び城門からなる城郭が竣工した。現在、東門、南門、北門や城壁の一部等が残存している[11]。 アクセス
参考文献
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