落語みゅーじあむ
落語みゅーじあむ(らくごみゅーじあむ、英: Rakugo Museum)は、大阪府池田市栄本町にある市立博物館である[1][2]。「落語みゅーじあむ」は愛称であり[3]、正式名称は上方落語資料展示館(かみがたらくごしりょうてんじかん)である[1][2]。 概要上方落語に関する資料が常設展示されている[4]。市立の落語資料展示館としては日本初である[5][6]。伝統的な文化を継承し、発展させることや、観光を振興させ、地域を活性化させることなどを目的として設立された[5][7]。指定管理者は、池田市観光協会である[8]。 建物の延床面積は 275.5 平方メートルである[9]。1階には、落語会などで使われる高座や、上方落語の歴史などが上映される映像コーナーの他、イベントホールやトイレなどがある[3][7]。2階には、落語に関する資料が展示されており、無料で CD、DVD を視聴したり、書籍を読んだりすることができるコーナーがある他、和室や身体障害者用のトイレなどがある[3][7][10][11]。 沿革池田市では、2001年(平成13年)に本町通りの整備工事を開始しており、これに合わせて、昭和時代の初め頃に建設された、鉄骨構造・2階建ての池田銀行の建物を解体した後、同建物の外観を復元して再建された[9][7][12]。錢高組とアパアソシエイツが共同で設計し、錢高組の大阪支社が施工し、2007年(平成19年)3月31日に竣工された[9]。 2007年4月29日に開館した[5]。開館当日は、落語家の桂米朝、桂春団治、当時の市長の倉田薫らが鏡開きを行った[13]。2007年10月、落語家の桂三枝(後の桂文枝)が名誉館長に就任する[5]。同月より、アマチュア落語家の養成講座が開催されている[14]。2009年(平成21年)より、社会人落語日本一決定戦が開始される[15]。 交通アクセス池田駅(阪急宝塚本線)から北へ徒歩約8分[1]。最寄りのバス停は、阪急バス「西本町」バス停である[16]。 脚注
外部リンク
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