萬年寺 (さいたま市)
萬年寺(ばんねんじ)は、埼玉県さいたま市見沼区にある曹洞宗の寺院である。山号は長昌山。見沼代用水東縁西岸の高台にあり、境内には、見沼干拓工事の功労者・井沢弥惣兵衛の頌徳碑がある。 歴史創建・開基は不詳。応仁年間(1467年~1468年)以後、廃寺同然だったと伝えられる。 永正6年(1509年) - 龍穏寺(埼玉県入間郡越生町)七世の節庵良筠(せつあんりょういん)が龍穏寺の末寺として再興した。 慶長元年(1596年) - 火災にあうが、土呂村領主の旗本・初鹿野昌吉が中興。徳川家康から朱印地20石を賜った。 元禄年間(1688年~1703年) - 見沼溜井の水害にあい、現在の高台に移転。 享保12年(1727年) - 当寺にて井沢弥惣兵衛爲永が見沼干拓工事の指揮を執る。 文化財本尊は木造釈迦如来坐像で、さいたま市の指定有形文化財(彫刻)である。 行事8月15日に、見沼の竜神と井沢弥惣兵衛の霊を祀る「竜神灯」が行われる。 脚注
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