菅生ケ丘
菅生ケ丘(すがおがおか)は、川崎市宮前区の町名。丁目の設定がない単独町名である。住居表示実施済区域[5]。面積は0.327km²[2]。 地理宮前区の北西部に位置する。一帯は住宅地となっているほか、川崎市バス鷲ヶ峰営業所や防衛装備庁艦艇装備研究所川崎支所[6]などが所在する。 菅生ケ丘の北部では多摩区長沢と、東部から南東部にかけて菅生と接する。南西部では水沢と、西部では潮見台と接する(特記のない町名は宮前区所属)。 歴史江戸時代までの当地は「大野原」という入会地となっていたが[7]、享保期に、江戸麻布にあった天真寺の住職、孝岳が当地を買い取って新田開発を行い、「天真寺新田」として独立した[7][8]。ただし、住居は天真寺の庵のみで、耕作は近隣の農民が行い、村政も下菅生村の名主が行っていた[7][9]。その開発の経緯から、霊鷲山にちなんだ「鷲ヶ峰」や、荒地に松を一本植えるごとに般若経を一巻唱えたことに由来する「般若台」などの小名がついていた[10][11]。 明治時代には天真寺新田が菅生村と合併し、その後は向丘村→川崎市と変遷を遂げていった。その間を通して行政上菅生の一部であった当地も、平成に入った直後に独立した住居表示となった[12]。 地名の由来当地に住居表示を施行することになった際、住民の希望が「鷲ヶ峰」(由来は前述)と「天王台」(当地に鎮座した天王社にちなむ)の二派に分裂してしまい、江戸時代の下菅生村からとった「菅生ケ丘」とすることで決着させた[11]。 沿革
世帯数と人口2024年(令和6年)6月30日現在(川崎市発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
人口の推移菅生ケ丘の人口は、以下の表のように推移している。
人口の変遷国勢調査による人口の推移。
世帯数の変遷国勢調査による世帯数の推移。
学区市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2022年3月時点)[34][35]。
事業所2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[36]。
事業者数の変遷経済センサスによる事業所数の推移。
従業員数の変遷経済センサスによる従業員数の推移。
交通バス当地に川崎市バス鷲ヶ峰営業所が所在し、溝口駅、宮前平駅、生田駅など各方面へバスが運行されている。 施設
その他日本郵便警察町内の警察の管轄区域は以下の通りである[39]。
脚注
参考文献 |