荒川 清秀(あらかわ きよひで、1949年8月16日 - 2021年8月14日)は、日本の言語学者、中国語学の研究者。愛知大学地域政策学部教授。
来歴
兵庫県養父郡八鹿町(現養父市)出身。大阪市立大学文学部、同大学院文学研究科中国文学専攻博士課程満期退学。愛知大学教養部講師、同助教授、同教授を経て同大国際コミュニケーション学部教授、後に同大地域政策学部教授。1998年、「近代日中学術用語の形成と伝播 地理学用語を中心に」で大阪市立大学より文学博士の学位を取得。
専門分野および担当科目
- 中国語学、日中比較語学、現代中国語の文法と語彙、日中共通の漢語の歴史研究、日中漢語語彙の比較。
- 言語文化論(学部)、基礎中国語研究演習(学部)、中国語学研究II(大学院)、中国文化特殊研究I(大学院)。
NHK講師歴
- 1990年 NHKラジオ「中国語講座」 入門編
- 1997年 NHKラジオ「中国語講座」 応用編
- 2008年 NHKラジオ「まいにち中国語」
- 2009年 NHK教育テレビ「テレビで中国語」
- 2010年 NHK教育テレビ「テレビで中国語」(前年度から継続)
著書
- 『近代日中学術用語の形成と伝播 地理学用語を中心に』白帝社 1997年
- 『中国語文法システム15』同学社 1998年
- 『美香in China』同学社 1999年
- 『一歩すすんだ中国語文法』大修館書店 2003年
- 『簡明・中文システム15』同学社 2003年
- 『体験的中国語の学び方 わたしと中国語、中国とのかかわり』同学社 2009年
- 『中国語を歩く 辞書と街角の考現学』東方書店 2009年
- 『基礎徹底マスター! 中国語練習ドリル』NHK出版 2013年
- 『中国語を歩く 辞書と街角の考現学 パート2』東方書店 2014年
- 『中国語を歩く 辞書と街角の考現学 パート3』東方書店 2018年
- 『日中漢語の生成と交流・受容 漢語語基の意味と造語力』白帝社 2018年
- 『漢語の謎 日本語と中国語のあいだ』筑摩書房(ちくま新書)2020年
共編著
- 『簡明初級中国語』共著 光生館 1992年
- 『中国-人と暮し 中級中国語読解テキスト』趙煒宏、上野由紀子共著 光生館 1992年
- 『中級中国語会話・作文テキスト』劉慶普共著 光生館 1995年
- 『中国語のエッセンス』靳衛衛、上野由紀子共著 同学社 1995年
- 『中国語明明白白』張筱平共著 東方書店 2001年
- 『キャンパスライフ中国語 初級テキスト』周閲、塩山正純共著 白帝社 2002年
- 『中国見たり聞いたり15章 美紀の北京再訪』周閲共著 光生館 2003年
- 『東方中国語辞典』(東方書店、北京・商務印書館共同編集)相原茂、大川完三郎共主編 東方書店 2004年
- 『シンプルに中国語』張筱平、上野由紀子共著 同学社 2009年
所属学会