胸膜胸膜(きょうまく、pleura)とは、肺と胸郭の内側を覆う膜のこと。 胸膜胸壁側には感覚神経があり、肺側には分布していない。だから胸痛が発生した場合は壁側胸膜に刺激が与えられたのである。この場合、鋭く短い痛みを訴える場合が多い。 胸膜に覆われた空間が胸膜腔である。胸膜腔は肺が広がっている限り肺で占められ、空間としては存在しない。ここには正常でも約10~20mlの胸水が存在する[1]。肺側の胸膜(臓側胸膜)に弱い部分が出来ると、そこから風船状に膨らむ(成因によりブラ、ブレブと呼ばれる)、そしてそこに穴があき空気が漏れて肺が萎んだ状態が、気胸となる。そして、本来ごく少量しかない胸水が癌細胞や、細菌の刺激で増えると、肺の一部が押しつぶされ肺水貯留という状態になる。 胸膜の疾患
胸膜肺摘除術は、肺結核性と悪性に適応している。 関連
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