肥満度 (ひまんど) は、ヒトがどの程度太っているかあるいは痩せているかを表す数値である。日本の小児の肥満判定に、学校保健安全法に基づいて広く用いられている方法である。成人の肥満判定にはボディマス指数が広く用いられている。肥満度は小児の肥満の判定の日本独自の指標だが、「肥満の度合い」を表す用語としても用いられている[3][注釈 1]。
算出方法・基準
身長に対した標準体重を算出し、それを基準に肥満度を求める。6 歳以上18 歳未満の児童・生徒には,性別・年齢別に設定された身長の一次式を、身長70cm以上120cm未満の幼児には、性別に設定された身長を変数とした二次式を用いる。広く用いられている一次式の計算式は、
(実測体重 - 標準体重) ÷ 標準体重 × 100 = 肥満度 (%)
である。日本肥満学会による肥満度の判定基準は以下の通りである。
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肥満度
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BMI
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判定
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-10% 未満
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19.8未満
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痩せ
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-10% 以上 10% 未満
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19.8以上 24.2未満
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標準
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10% 以上 20% 未満
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24.2以上 26.4未満
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過体重
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20% 以上
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26.4以上
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肥満
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脚注
注釈
- ^ 肥満症診療ガイドラインでも、厚生労働省の健康情報サイト(e-ヘルスネット)でも、肥満度を小児の肥満判定に用いる指標と記述している[4]。一方、e-ヘルスネットはサイト内で肥満度の判定基準として、ボディマス指数を挙げており、両者を区別していない[4]。肥満症診療ガイドラインでも、肥満度を肥満の度合いとして記述している箇所がある。すなわち、同一の媒体内で肥満度の定義に混乱がある。
出典
- ^ “肥満と健康”. e-ヘルスネット 情報提供. 2024年9月8日閲覧。
- ^ a b “肥満と健康”. e-ヘルスネット 情報提供. 2024年9月8日閲覧。
参考文献
外部リンク
“肥満度チェック”. www.spin.ne.jp. 2020年3月20日閲覧。 - 肥満度が自動計算される。