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この項目では、料理用語について説明しています。キリスト教の用語については「三位一体」をご覧ください。 |
ケイジャン料理における聖なる三位一体(せいなるさんみいったい)[1]、あるいはホーリー・トリニティ(英語: Holy trinity)とは、タマネギ、ピーマン、セロリからなっており、ルイジアナ州における地域料理のほとんどのベースになるものである。
エトゥフェ、ガンボ、ジャンバラヤなどのケイジャン料理やクレオール料理の下準備は全てこのベースからはじまる。
派生形としては三位一体の食材にニンニク、パセリ、エシャロットを加えるものもある[2]。
三位一体はケイジャン料理やルイジアナ・クレオール料理におけるミルポワの派生形である。伝統的なミルポワはタマネギ2:ニンジン1:セロリ1の割合だが、三位一体は通常、3種の食材を同じ分量だけ入れるか、あるいはタマネギ2:セロリ1:緑のピーマン1という分量にする[3]。
名前の語源
この読み方はキリスト教における三位一体の教義からくるものである。ルイジアナ州、とりわけアケイディアナ地域は非常にローマンカトリックが多い地域である。
この名称は1981年が初出である[4]。おそらくポール・プルドームが普及させた[5]。
関連項目
脚注
- ^ ““聖なる三位一体”セロリ・ピーマン・タマネギの煮込み、ケイジャン料理スープに舌鼓 大阪・天満天神繁昌亭近くの「サザンピーズ」”. 産経新聞 (2015年4月25日). 2017年4月30日閲覧。
- ^ Patricia Perrine, "Louisiana French Foodways: The Perpetuation of Ethnicity in the Lafourche Area", North American Culture 2:7 (1985) Google Books
- ^ “Kitchen Basics: Mirepoix vs. Holy Trinity”. 2017年4月30日閲覧。
- ^ Craig Claiborne, "Claiborne Shares 'Catfish Memories'", Florence Times, November 26, 1981, p. 20 Google News
- ^ Craig Claiborne, A feast made for laughter, 1982, p. 30 Google Books