綺譚倶楽部『綺譚倶楽部』(きたんくらぶ)は少女漫画家JETの代表作の一つ。コミック全6巻、文庫版全4巻。「帰之章」はコミックス既刊2巻。文庫版は「春」「夏」「秋」「冬」と分けられており、掲載順は発表順、ストーリー順とは異なる。例えば、最初に発表された話と最終発表の話が共に「冬」に収録されている。 概要大正時代を舞台とする、人間の心の闇が引き起こす事件が主体を占めるスプラッターホラー漫画。怪奇漫画アンソロジー『メディウム』Vol.8(徳間書店、1986年2月)より連載されるが、Vol.12(1987年1月)、『メディウムSPECIAL』(1987年5月)で廃刊となり、一時終了。ネムキで連載再開される。コミック6巻目(ネムキコミック2巻目)でやや中途半端な結末となっており、文庫版4巻あとがきにて作者本人が「(続きについては)また気が向いたらと言ったところ」と述べていた。 その後2010年5月号のネムキにて、『綺譚倶楽部 帰之章』として連載が再開された。 登場人物
備考『メディウム』廃刊で一時終了した後、『ネムキ』で連載再開された。この時、既に漫画「名探偵・金田一耕助シリーズ」を執筆していた作者は、金大中小介と漫画化した金田一耕助を同じ顔に描いていたため、顔の描き方を変えなくてはいけない。と漫画「本陣殺人事件」単行本あとがきで述べている。この後、相似はなくなっている。 |