紀良門
紀 良門(き の よしかど)は、平安時代初期の貴族。官位は従五位上・紀伊守。 経歴延暦23年(804年)桓武天皇の紀伊国行幸にあたって、紀伊国司や紀氏の氏人が昇叙された際に、良門は従五位下に叙爵する(この時の官職は中衛将監)。延暦25年(806年)大学助。 平城朝に入り、大同3年(808年)大和介次いで越後守と地方官に転じるが、大同5年(810年)に発生した薬子の変に連座して、肥前権介に左遷される。 その後、罪を赦されたらしく、淳和朝の天長8年(831年)従五位上に昇叙され、仁明朝の承和元年(834年)には紀伊守に任ぜられている。 官歴『六国史』による。
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