篦岳丘陵
篦岳丘陵(ののだけきゅうりょう)とは、宮城県大崎市田尻町と遠田郡涌谷町とにまたがる丘陵地。陸前丘陵の一部をなす。 概要東西に長い丘陵地で、東流する迫川(北)と江合川(南)に南北をはさまれている。田尻町側(西)に標高224mの加護坊山(かごぼうやま)、涌谷町側(東)に標高236mの篦岳山(ののだけやま)と2つのほぼ同じ高さの主峰がある。2つの主峰の間はやや低くなっており、国道346号がトンネルで南北に貫いている。 仙台平野の北半分である仙北平野の中央にあり、周囲は広大な水田地帯となっている。頂上からは仙北平野全体を望むことが出来る。 奈良時代、当時日本では産出出来ないといわれていた黄金が産出され、奈良東大寺の大仏建立のために749年に献上された。丘陵の南麓には黄金山神社があり、学術調査によって神社周辺で砂金が採れることが証明された。 江戸時代、南麓に仙台藩の涌谷城が設置され、軍事的な要衝でもあった。 関連項目外部リンク
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