第1方面軍(だいいちほうめんぐん)は、1942年(昭和17年)に設置された方面軍。関東軍の指揮下主に満州方面を作戦地域としていたが、1945年(昭和20年)5月30日に大陸命第1338号により関東軍戦闘序列が発令され関東軍隷下となり、終戦時は敦化にあった。正しくは「第一方面軍」。
第1方面軍の人事
歴代司令官
- 山下奉文中将 1942年(昭和17年)7月1日 - 1944年(昭和19年)9月26日
- 喜多誠一中将 1944年(昭和19年)9月26日 - 終戦
歴代参謀長
- 綾部橘樹少将 1942年(昭和17年)7月4日 - 1942年(昭和17年)12月7日
- 四手井綱正少将 1942年(昭和17年)12月7日 - 1944年(昭和19年)10月16日
- 寺垣忠雄少将 1944年(昭和19年)10月26日 - 1945年(昭和20年)4月1日
- 桜井鐐三少将 1945年(昭和20年)4月1日 - 終戦
参謀副長
- 坂間訓一少将 1945年(昭和20年)8月9日 - 終戦
歴代高級参謀
- 西村敏雄 大佐:1942年(昭和17年)7月1日 - 1943年(昭和18年)10月24日
- 島貫武治 大佐:1943年(昭和18年)10月24日 - 1944年(昭和19年)3月23日
- 池谷半二郎 大佐:1944年(昭和19年)3月23日 - 1944年(昭和19年)12月20日
- 松本博 大佐:1944年(昭和19年)12月20日 - 終戦
最終司令部構成
- 司令官:喜多誠一大将
- 参謀長:桜井鐐三少将
- 参謀副長:坂間訓一少将
- 高級参謀:松本博大佐
- 高級副官:中山亮輔大佐
- 兵器部長:小野行守少将
- 経理部長:正木五郎主計少将
- 軍医部長:川島清軍医少将
- 獣医部長:近江小太郎獣医少将
- 法務部長:高田正信法務大佐
所属部隊
1943年(昭和18年)当時
- 独立山砲兵第3連隊:高森孝平大佐
- 独立工兵第27連隊:矢野四郎大佐
- 電信第17連隊:松原作治大佐
- 独立輜重兵第55大隊:矢野静一少佐
- 牡丹江第1陸軍病院:三輪不二雄軍医大佐
- 牡丹江第2陸軍病院:神戸守軍医大佐
- 牡丹江第3陸軍病院
- 奉安陸軍病院
- 第28師団:石黒貞蔵中将
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終戦時
- 第122師団:赤鹿理中将
- 第134師団:井関仭中将
- 第139師団:富永恭次中将
- 陸軍病院
- 関東第8(牡丹江):藤本砂喜軍医大佐
- 関東第24(東安):笹川竹蔵軍医大佐
- 関東第25(林口):中尾六次軍医大佐
- 関東第60(敦化):増沢武男軍医中佐
- 関東第69(斐徳):久奥博雄軍医中佐
- 関東第70(密山)
- 関東第72(宝東):長野一郎軍医中佐
- 関東第75(勃利):谷村一治軍医中佐
- 関東第76(綏芬河):上島成人軍医中佐
- 関東第77(二道崗):原健一軍医少佐
- 兵站部隊
- 独立工兵第12連隊
- 独立自動車第114大隊
- 電信第17連隊:松原作治大佐(最終位置:敦化)
- 補給廠
- 第2野戦補充馬廠:高瀬真少佐
- 第16野戦兵器廠
- 第25野戦自動車廠
- 第25野戦貨物廠:河田和夫主計中佐
- 特務部隊
- 関東軍第2特別警備隊:今井亀次郎大佐(最終位置:牡丹江)
- 関東軍第6陸軍拘禁所
- 第1方面軍臨時軍法会議
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脚注
参考文献
- 外山操・森松俊夫 編著『帝国陸軍編制総覧』芙蓉書房出版、1987年。
関連項目
外部リンク