笛木醤油
笛木醤油株式会社(ふえきしょうゆ)は、埼玉県比企郡川島町にある老舗醤油会社。 歴史製品看板商品の「金笛」は木桶で二夏かけて仕込まれる。品名は東京オリンピックの金メダルに因んで名づけられ、家庭用が「金笛」、業務用が「銀笛」であった[1]。ステンレス鋼製の醸造タンクを使用するメーカーが多い中、杉の桶を使用し、うま味調味料を添加せずに作られる[2]。1970年にアメリカ食品医薬品局の許可を取得し、アメリカ合衆国向けに輸出したがその後は途絶えていた。2017年に12代当主が継いで以降は、香港・台湾・オーストラリア・フランス・アメリカ・カナダ・マレーシアに輸出を行っている[2]。2020年に、多角化の一環としてバウムクーヘンの販売を開始[3]。大東文化大学と共同で、醤油粕を使用した埼玉県産野菜の漬物の商品化も行っている[4]。 金笛しょうゆパーク2019年11月16日、創業230周年記念事業として、しょうゆ蔵にレストランやミュージアム・直売所を併設し、工場見学やしょうゆ造りを実際に学ぶ体験型複合施設「金笛しょうゆパーク」が敷地内にオープン[5]。翌2020年2月からの新型コロナウイルスの感染拡大で、同年4月から6月までの間は休館するも、2022年3月までに工場見学ツアー「金笛しょうゆ楽校」の累計参加者数が3万人を超えた[6]。川島町の醤油蔵は1991年度に彩の国景観賞を受賞[7]。1995年には、川越市幸町の店舗も同賞を受賞している[8]。 アクセス脚注
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