童話館
童話館(どうわかん)は、子どもの本を専門とする日本の書店。 概要1981年(昭和56年)12月に現代表・川端翔の父親である川端強が子どもの本の専門書店として設立。翌1982年(昭和57年)から、遠方の顧客のために絵本・児童書の定期配本システム「ぶっくくらぶ」の運営を開始。読者となる子どもの年齢に応じた配本コースを複数用意し、病医院、郵便局、自治体の子育支援機関に小冊子「絵本のある子育て」を置かせてもらう形で新規顧客を増やしていった。絵本の選択ならびに小冊子の内容には、代表者である川端の選択眼と絵本観が強く反映されている。 当初は既刊書籍のみを扱っていたが、絶版になった絵本を復刊するため、童話館グループの一翼として1995年(平成7年)に株式会社童話館出版を設立。絶版絵本や外国語絵本、CAP関連書籍などの出版を担当している。 1999年(平成11年)、童話館グループは、大浦天主堂やグラバー園のある南山手町に「祈りの丘絵本美術館」を設立し、書店部門も市の中心部から美術館1階へ移転。 2001年(平成13年)、童話館設立20周年記念として「子どもの平和と生存のための童話館基金」(略称 童話館基金)を設立。アジア地域で、子どもと女性にかかわる事業への支援などを行っている。 2008年(平成20年)からは年に1回、会員および購読歴の長い元会員[1]も対象とする年刊雑誌『紙結い』を発行している。 2014年(平成26年)、強の死去に伴い子息の翔が2代目代表に就任した。 所在地
童話館出版株式会社童話館出版(どうわかんしゅっぱん)は、長崎市にある出版社。代表、川端翔。資本金500万円。童話館グループの子会社。子どもの本および幼い子どもを持つ保護者向けの書籍を専門とする。 童話館初代代表の川端強(翔の父)は、絵本の定期配本システム「童話館ぶっくくらぶ」を運営する中で、絶版になった絵本の復刊を目的として、1995年に株式会社童話館出版を設立。現在では絶版絵本の復刊だけでなく、外国語絵本の翻訳や、新刊書なども出版している。200点を超える刊行書籍は一般書店でも取り扱いはあるが、童話館グループの定期配本システム「ぶっくくらぶ」でも配本される。 所在地
既刊書籍例
祈りの丘絵本美術館→詳細は「祈りの丘絵本美術館」を参照
祈りの丘絵本美術館(いのりのおかえほんびじゅつかん)は、絵本原画の展示を専門とする美術館。1999年、童話館グループによって設立された。大浦天主堂やグラバー園のある南山手町のグラバー通りに面して建つ。入場無料。建物の2,3階部分が美術館で、1階部分には童話館の書店部門がある。 所在地
参考文献
脚注
関連項目外部リンク座標: 北緯32度45分7.9秒 東経129度52分25.8秒 / 北緯32.752194度 東経129.873833度 |