神明神社 (総社市)

神明神社
所在地 岡山県総社市福井字神明240
位置 北緯34度41分00秒 東経133度45分13秒 / 北緯34.68333度 東経133.75361度 / 34.68333; 133.75361座標: 北緯34度41分00秒 東経133度45分13秒 / 北緯34.68333度 東経133.75361度 / 34.68333; 133.75361
主祭神 天照大神
創建 不明
本殿の様式 流造
例祭 10月第3日曜日
地図
神明神社の位置(岡山県内)
神明神社
神明神社
神明神社 (岡山県)
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神明神社(しんめいじんじゃ)は、岡山県総社市にある神社である。

概要

かつては備中国賀陽郡阿部村(あぶむら)[1]の氏神で、天照大神を祭神とし、伊勢神宮内宮を本社とする。神使は、天岩戸で天照大神を誘い出したことで知られる(長鳴鳥)である。

備中国風土記逸文である『宮瀬川』(みやせがわ)によると、賀陽郡に『伊勢御神社』(いせのみかみのやしろ)の東に河があり、河の西に『吉備建日子命宮』(きびたけひこのみことのみや)があるので、この河を『宮瀬川』と称した、とある。この『伊勢御神社』を、神明神社に比定する説もあるが、確かなことはわからない。また元伊勢名方浜宮として、いくつかの文献に記載が残る。

現在は単立神社として存続している。

末社

  • 荒神社
  • 地神社
  • 金神神社
  • 木本宮・正殿宮
  • 七社宮

文献

  • 延喜式神名帳頭註(1503年)吉田文庫 卜部(吉田)兼倶著 『宮瀬川』
  • 諸社根元記(1530年~1540年頃)『宮瀬川』
  • 諸神記(1543年)『宮瀬川』
  • 神祇志料 思文閣 栗田寛著 『名方浜宮』『宮瀬川』
  • 古風土記逸文考証 有峰書店 栗田寛著 『名方浜宮』『宮瀬川』
  • 上代歴史地理新考 山陽道/備中国・宮瀬川 三省堂 井上通泰著『宮瀬川』
  • 吉備郡史 名著出版 永山卯三郎著 『名方浜宮』
  • 弐拾弐社明細書(明治7年 式外古社)岡山県社寺掛(編)『名方浜宮』『宮瀬川』
  • 備中国賀陽郡神社明細帳(明治22年2月)賀陽郡役所 『名方浜宮』
  • 大日本地名辞典(明治33年)冨書房 吉田東伍著 『宮瀬川』
  • 吉備郡神社誌(古郡神社の項)岡山県神職会吉備支部 高杉槌蔵著『名方浜宮』『宮瀬川』
  • 月刊歴史手帖/古代吉備豪族の誕生(1976年4卷6号)名著出版 葛原克人著 『宮瀬川』
  • 岡山県埋蔵文化財発掘調査報告書35/備中こうもり塚古墳 岡山県教育委員会 葛原克人著 『宮瀬川』
  • 吉備津彦伝承と造山古墳(吉備されど吉備)古代吉備国を語る会 出宮徳尚著 『宮瀬川』
  • 吉備津彦伝承(弐)吉備地方文化研究第19号 就実大学吉備地方文化研究所 出宮徳尚著
  • 総社市史 通史編・古代中世史料編・考古資料編(備中風土記の項)総社市『宮瀬川』
  • 吉備回廊(山陽新聞 平成8年4月14日掲載)山陽新聞社『宮瀬川』

交通

脚注

  1. ^ 現在の岡山県総社市福井の南部。1881年明治14年)に福井村と合併して福井村となる。

関連項目