石井秀仁
石井 秀仁(いしい しゅうじ、1976年12月7日 - )は、日本のロックミュージシャン。群馬県安中市出身。いくつかのバンドを経て、2000年6月cali≠gariにボーカルで参加。cali≠gari活動休止後は、自身のレーベル"CiTY"を設立。ソロワークスとしてテクノロックバンドGOATBEDを結成、2012年現在はcali≠gariとGOATBEDを並行して活動している。 略歴1992年、インディーズバンド「Dis-grais」にボーカルで加入。1993年 活動停止。 1994年1月、インディーズバンド「さくらん」にボーカルで加入。 さくらん解散後の1996年は「マドリガル」「フロート」「undertou(Synthを担当)」といったバンドで活動、多彩なジャンルのアプローチを研鑽。 2000年6月、前ボーカル脱退に伴い、ロックバンド「cali≠gari」加入。 2001年12月、メンバーのソロ企画盤『カリガリじゃないじゃない(T_T)』で、「千葉市」というオルタナティヴ・ロック・バンドを結成。メンバーは「undertou」の南波健一(Gt)、依元智史(Ba)、エリ(Dr)。 2002年4月4日、cali≠gari、gai RECORDSからマキシシングル「マグロ」でメジャー・デビュー[1]。 2003年6月、cali≠gariの無期限活動停止。それと同時に自身の新たなプロジェクトとして「goat bed」の活動を開始。また、自身のレーベル「CiTY」を設立する。 2004年、アルバム2ヶ月連続リリースや、「CITYコネクション」「SONIK FONIK TONIX」と称したCiTYレーベルのイベントライブの開催、「CITYコレクション」と称したオムニバスアルバムのリリース等、精力的に活動を行う。 2005年4月、goatbed、BabeStarからシングル「モニカ」でメジャー・デビュー。6月、DAIGO☆STARDUST(DAIGO)のシングル「SCAPEGOAT」に編曲で参加。9月、CiTYレーベル所属バンド「Cyanotype」にギタリスト、ミュージックシーケンサーで加入。 2006年4月、goat bedを「GOATBED」と変名し、新たに活動開始。 2008年5月、GOATBEDとしてのライブ活動の休止を発表。8月、日本のレイヴバンドMONICA URANGLASSの1st EP「The Invitation EP」にリミックスで参加。12月、アイドルグループ「9nine」のメンバー西脇彩華のソロ『「ORDINARY VENUS』をプロデュース(1980年代アイドル歌謡曲のテクノポップ編曲カバーアルバム)。 2009年4月、cali≠gariが消費期限付で復活。ボーカルとして参加。 2010年2月、MONICA URANGLASSの2nd EP「(Case Study) Coreless, Blah! Blah! Blah!」にリミックスで参加。12月、Közi、JUBILEEのSADIE PINK GALAXY、元GOATBEDメンバー小間貴雄らとヴィジュアル系バンドXA-VATを結成、cali≠gari復活時に在籍したFlyingStar Recordsよりメジャー・デビュー。 2011年5月、XA-VATが東名阪ツアーをもって活動を終了。6月にはcali≠gariが、秋にはGOATBEDが活動を再開。またGOATBEDに新たなメンバーとして石井の実弟が加入し兄弟ユニットとなる。 2014年8月、GOATBED TOUR2014「2×2」を開催。大阪、東京ともに2DAY公演。 人物柔和なミッド・ハイから艶っぽいミッド・ローまで、影響に立脚した様々なニュアンスを歌い分ける。またギターやシンセサイザー、プログラミングにも習熟している。 邦洋問わず様々なジャンルの音楽を聴き、雑誌のインタビューや自身の日記等で記している。中でも1980年代のニュー・ウェイヴに著しく傾倒、実作面で影響を受け、音楽専門雑誌『ディスク・ガイド・シリーズ#011 UKニュー・ウェイヴ』(2003年シンコーミュージック・エンタテイメント刊)においてライターを務めたり、自身が選曲したコンピレーション・アルバム[2]をリリースするなど、その影響は大きいものといえる。更にはGOATBEDをはじめとしたライブ活動においても積極的に楽曲をカバー、更にはcali≠gari時代のラジオではAunt Sallyや本田恭章の曲をかけたりと、80年代の音楽には幅広い関心があるようである。 cali≠gari時のソロ企画であるオルタナティヴ・ロックバンド「千葉市」での楽曲「俺の血 2.14」(My Bloody Valentine)の様に、他のバンドをオマージュないしパロディ化した楽曲があり、専門誌上でも時折それを公言している。また、cali≠gariのアルバム「第6実験室」では楽曲「ひらきなおリズム」において「そもそもパクリ」「五番煎じに美を感じる」と辛辣にネタにしている。 音楽ニュースサイト『ナタリー』のインタビューにおいて「音楽は趣味で、専業ミュージシャンではない」と発言している、同時に「酒も飲まないし、遊ばないし。単純に音楽しかできない」とも語っている。 cali≠gariに加入した当初は、前任と対照的な石井の加入に否定的なファンに対し、ホームページの日記にて「本当にテメーらいいかげんにして下さい。」「聴きたくなけりゃ買わないで下さい。文句をダラダラ言いながら聴かないで下さい。」などやや挑戦的に発言し、物議を醸した[1]。 GOATBED
GOATBED(ゴートベッド)は、石井秀仁を中心としたニュー・ウェイヴエレポップバンド。活動休止前は音楽性は80年代ニュー・ウェイヴ歌謡ロックを基としていた。活動再開後の音楽性はミニマル・ミュージック寄りのテクノにシフトチェンジしている。 概要活動休止前goatbedとして、cali≠gari活動休止後の2003年6月に活動を開始。 2005年4月6日、シングル『モニカ』でメジャー・デビュー。 2006年4月26日、アルバム『GOATBED』をリリース。新生「GOATBED」として、名義を改め新たに活動を開始する。 2008年5月2日、新宿LOFTで行われたLIVE「GOODLUCK DELETE」をもって活動を休止。 2009年3月4日にアルバム「V/A」をリリース。タワーレコードオンライン内での「J-POPウィークリーチャート(同年3月4日付)」にて、1位を獲得した。 活動再開後2011年、石井秀仁の実弟、雄次がサポートメンバーとして加入。ライブ活動を再開。後に正規メンバーとなり兄弟ユニットとなる。 2012年、Nitro+CHiRALより発売されたボーイズラブ系アダルトゲーム「DRAMAtical Murder」の主題歌及びサウンド・プロデュースを行う。 2012年、「DRAMAtical Murder」がテレビアニメ版とPlayStation Vitaの制作発表に伴い、アニメ版ではOPテーマとEDテーマ、PlayStation Vita版では引き続きBGMと主題歌を担当。 メンバー
旧メンバーGOATBED時代goatbed時代
ディスコグラフィーシングル
Web配信限定シングルアルバム
DVD
参加オムニバス
PUNK FLOYT
PUNK FLOYT(パンクフロイト)は、goatbedの覆面パンク・カバー・バンド。 概要goatbedのメンバー4人が加入している。2004年10月29日のイベント『心はいつもラムネ色 第8回 誠ナイト』にて初披露され、翌年2005年1月6日新宿LOFTにおける2回目のライブ(心はいつもラムネ色 第9回)にて解散した。 デモテープ
関連項目
脚注出典
外部リンク |