真田 将太朗(さなだ しょうたろう、2000年〈平成12年〉12月9日[1] - )は、日本の画家・アーティスト。兵庫県西宮市出身[2]。東京藝術大学美術学部卒業後、東京大学大学院 学際情報学府 学際情報学専攻 先端表現情報学コース 修士課程 在学[2][3][4][5]
。
経歴
物心がついた頃から絵を描く事を好み、近所で油絵を学んだり、図鑑の模写などをして幼少時代を過ごす[6]。
高校は辰馬育英会甲陽学院高等学校に通い京都大学への進学を目指していたが、高校3年時に絵を描く活動をして生きたいと考え、東京藝術大学へ進学先を変える[6][7][8]。
- 2020年
- 2021年
- 2022年
- 2023年
- 1月 第17回 藝大アートプラザ大賞 入選[2]
- 1月 第32回 全日本アートサロン絵画大賞 入選[2]
- 2月 第2回 個展「ACROSS」開催[17]
- 3月 +ART GALLERY「Arts Students STARS」 選出[18]
- 8月 Google Japan「Z世代と描く Google Color Art! ~Part 1~」選出[19]
- 8月 寺田倉庫「WHAT CAFE EXHIBITION vol.28」 展示[20][21]
- 9月 +ART GALLERY「Arts Students STARS vol.2」 選出[22]
- 10月 社会人キャリア講座:丸の内プラチナ大学(三菱地所協力)、アートフルライフコースのゲスト講師を務める[23]
- 10月 JR長野駅新幹線改札内 待合室上部に作品「連景十二柱」常設展示[24][25][26][27]
- 10月 株式会社アラヤと「新しい絵画制作体験。〜AIとの競争と共創〜」として生成AIとのライブペイントを披露[28][29]
- 12月 東京藝大アートフェス2023 優秀賞[30]
- 12月 株式会社アラヤとAIカメラアプリ「ExpAInter」を共同開発[31]
- 2024年
人物
哲学とアプローチ
- 「客観的な視点で風景は見るが、それを見てる身体は自分だけのもの。なので等身大の自分の目と感覚を通した風景を描いている」と語る[61]。
- 自身の作品を「すごく傲慢な心象風景に近いと思う」と語り、「写真や写実画のように「○○の風景だな」とすぐに分からなくても良い」とも語る[61]。
- 自然でも街中でも風景は下から上に伸びて出来上がると考え、「時間性や重力性をその風景の前に立つ感覚を表現できたら」と語る[61]。
- 抽象画を選んだ理由は「明確な絵を描いても、どんなイメージを持つかは相手次第。ならば自分の中の概念をとことん抽象的に描き、相手がどんなイメージを持つかに興味を向けたい」との考えから来ている[6]。
作品制作のプロセス
- 構想段階では、テーマを設定後の概念や知識を文章化等に長い時間をかけ、時には数ヶ月かける場合もある[6]。
- 自分が描いたスケッチや写真等の取材した風景を元に、こういう要素がここにあったら気持ちいいだろうと予め完成形の構図や色彩を設計図に起こして描いている[61]。
- その反面で実制作が短く、2023年2月のライブペイント時は100号キャンバス(130cmx162com)を30分で完成させた実績がある[62][63]。
制作の特徴と意図
- 主に油画やアクリル画の平面作品を制作し、現在は抽象画が中心となっている[6]。
- 制作ではインパクトを意識し、色彩や構図だけでなく額縁等も含めて最大限にインパクトが出る計算を行う[6]。
- キャンバスに対して垂直方向にストロークを流すことで、時間性や重力性を表現している[61]。
- 「概念化というより割とデザイン的な視点を持って作り上げている」と語る[61]。
技術と創造性への展望
- 絵の具、鏡、カメラの発明・発展が絵画の表現自体を後押した歴史があり、次は人工知能(AI)だと考えている[61]。
- 「絵画を描きながら新しい絵画を描く人間独自の創造性の原点の様なものを発見したい」と語る[61]。
出演
雑誌
- 『未来のかけら:科学とデザインの実験室』が開催中。画家・真田将太朗はこの企画展をどう見る?『BRUTUS』(2024年5月15日号 124-125頁)[64]
- 『窓から読み解く絵画の空間学』『BRUTUS』(2024年11月1日号 66-69頁)[65]
- 『注目を集める若き画家・真田将太朗。生成AIの進化を受けて再考する、創造性と「絵を描く」という欲求の根源』『Pen』(2024年12月号 122頁)[66]
- 『明日を生きるための映画。』『&Premium(アンド プレミアム)』(2025年2月号 49頁)[67]
ラジオ
テレビ
脚注
注釈
- ^ 共同申請者として、代表者:キオクシア株式会社 吉水康人氏、共同申請者:Academimicプロジェクト 浅井順也氏と共に受賞。
- ^ Visionary Lab by 株式会社アラヤの協力者として。
出典
外部リンク