目取真目取真(めどるま)方言読み(みどぅるま)は、沖縄県(琉球王国)の地名、姓。 姓
地名目取真(めどるま、みどぅるま、[2])は、現在の南城市(旧大里村)大里稲嶺のあたりにあった村。大里間切の南部に位置していた。1903年に稲嶺村に合併、1908年に同村が大里村に編入され、2006年に南城市の一部となった。 概要沖縄本島南部に流れる饒波川上流域に位置し、西側に稲嶺、南側に富名腰と接する[2][3]。『絵図郷村帳』に玉城間切「めとろま村」、『琉球国高究帳』に玉城間切「娶間村」、『琉球国由来記』には大里間切目取真村とみえる[3]。 1879年、沖縄県に所属。翌年行われた調査によると、人口は121戸・585人だった。1896年には島尻郡に配属され、1903年に稲嶺村に合併された[2]。1908年に稲嶺村が大里村に編入され、目取真は大里村字稲嶺の集落となる[4]。 目取真集落は、玉城村、具志頭村に通じる交通の要衝だったこともあり、戦前は大里村の中でも、与那原集落に次ぐ繁栄ぶりを見せていた。戦後には、大里村・東風平町・南風原町から約5000人もの住民が目取真集落に疎開してきたとされる[4]。 宗教『琉球国由来記』によれば、目取真にはノロがおり、崇所としてウヱノ嶽・ヨミヤノ嶽・アキニシ嶽・コバウノ嶽があったという。ウヱノ嶽で3月と8月に四度御物参が行われたほか、目取真之殿で豊作祈願の年中行事「稲二祭」が催されていた[3]。 エピソード
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