皇足穂吉田大御神宮
皇足穂吉田大御神宮(すめたるほよしだおおみかみぐう)は、長野県長野市吉田一丁目にある神社(村社)。通称は吉田神社。 概要927年(延長5年)の『延喜式』神名帳に名が現れるように、長い歴史のある神社である。 もともとは1kmほど東方の小町(現 吉田三丁目)に鎮座していたが、浅川の氾濫が頻発する地であったこと、北国街道が新たに整備されたことなどから、慶長年間に北国街道沿いの現社地(上町=現 吉田一丁目)に移転した[1]。この移転の際に周辺の神社を統合したことから、境内神社が大小あわせて100社ある珍しい形態となった[1]。 旧社地にあった御神木のイチョウ(後述)は移転後もそのまま残され、現在も樹勢盛んである。 吉田のイチョウ旧社地にいまも残るイチョウは、樹齢900年と推定され、樹高32m・目通り周囲8.6m・枝張り11〜15mという巨木である[2]。戦前には長野県天然記念物、現在は長野市天然記念物に指定されている。 雄木であり実はつけないが、樹皮を水に漬け母親に飲ませると母乳が出るようになるという言い伝えがあり、「乳イチョウ」と呼ばれる[2]。 歴史
境内交通
脚注
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