白雲神社
白雲神社(しらくもじんじゃ)は京都府京都市上京区京都御苑内にある神社。旧社格は無格社。 祭神妙音弁財天と称する市杵島姫命で、西園寺家が琵琶の宗家であることから音楽の神として祀られてきた[1]。 歴史白雲神社は旧西園寺家の鎮守社であり、1224年(元仁元年)に西園寺公経が北山殿造営に際し建立した妙音堂に由来するとされる[1]。後に、赤八幡京極寺にも鎮座され、1769年(明和6年)西園寺邸とともに御苑内に移った。明治以降、西園寺家が東京に移り「白雲神社」と称されるようになった。 1869年(明治2年)、西園寺公望はこの地に私塾「立命館」を開いたことでも知られる。 分霊について1939年(昭和14年)、京都衣笠村等持院字滝ヶ鼻(現在の京都市北区等持院東町近く。立命館大学衣笠キャンパス東門南側)にあった西園寺公望の別邸「萬介亭」を購入した臼居万太郎は、邸内の一隅に京都御苑内にある西園寺家本邸の「白雲神社」の分霊を勧請した。「萬介亭」には竹が植えてあったことから、この別邸を気に入っていた西園寺公望はこの別邸にあやかり自らを「竹軒」と号するようになった。白居万太郎氏はこの新邸を「時雨庵」と命名した。その後「萬介亭」は取り壊され、跡地には長年「西園寺公邸址」と掘られた石碑(地上部分高さ1メートル、幅・奥行23センチ)」が残されるのみとなった。この石碑も2002年前後に撤去されたが、現在は学校法人立命館に保管されている[2]。 文化財重要文化財
現地情報
脚注出典
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