界木峠界木峠(さかいぎとうげ)は、岩手県遠野市と同釜石市を結ぶ峠。標高は729m。 概要遠野盆地を囲む峠の1つで、遠野市大洞地区と釜石市橋野町の境にある峠。旧大槌街道が通り、峠名は両郡の境に木を建てて標としたことによる境木より。 『遠野物語』によれば、江戸時代、海岸に通じるには笛吹峠が近いが、山中には山男山女がでるので次第に往来が希になり、ついには別に境木峠が開かれ、こちらが使われるようになったという。 近代以降、並行する笛吹峠や仙人峠が整備されてことで、界木峠は寂れていった。
参考資料
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