甲賀流忍術屋敷
甲賀流忍術屋敷(こうかりゅうにんじゅつやしき)は、滋賀県甲賀市にある忍者屋敷である。 概要甲賀流忍者甲賀五十三家の筆頭格「望月出雲守」の住居として元禄年間に建てられた旧宅であり、屋敷には望月家の家紋である丸に九曜紋が瓦などいたるところに描かれている。外見は一般的な日本家屋だが、内部は外敵に備え、また侵入した敵を捕らえるため「どんでん返し(回転戸)」や「落とし穴」や「隠し梯子と隠し部屋」など、さまざまな仕掛けが施されている。 また、甲賀忍者の奥義を記した「甲賀流伝書(虎の巻)」や手裏剣、撒菱など、数々の貴重な品が展示され、忍者の生活を伺うことができる。 2019年、日本遺産「忍びの里伊賀・甲賀-リアル忍者を求めて-」の構成文化財の1つに追加認定された[2]。
健保茶屋敷では、健康茶として「健保茶」の試飲や販売が行われている。このお茶は代々伝わる忍者秘伝の飲料である。忍者は戦や情報収集において、他より健康を保つため怪我や病気の治療にさまざまな薬草を用いたものであり、そこから生まれた飲料である。甲賀流の忍者は薬学に精通しており、製薬や薬売りを生業としていた[3][4]。その名残りとして、甲賀地方(甲賀市甲賀町など)[3]とその近隣(蒲生郡日野町など)には現在も製薬工場がある[5]。 アクセス
その他
脚注
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