田中 一郎(たなか いちろう、1947年 - )は、日本の科学史学者。金沢大学名誉教授、金沢医科大学教授。
神戸市生まれ。1969年神戸大学理学部卒業。1973年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。日本大学理工学部助手、1994年金沢大学理学部自然科学研究科教授[1]、2012年定年退任、名誉教授、金沢医科大学教授(嘱託)[2]。2010年「近代ヨーロッパにおける特許制度の起源と技術革新の研究 1474年のヴェネツィア特許法の成立を中心として」で学術博士(金沢大学)。専攻は科学技術史。
著書
- 『ガリレオ』建石修志絵 チャイルド本社(チャイルド絵本館 伝記ものがたり) 1986
- 『ガリレオ 庇護者たちの網のなかで』中公新書 1995
- 『ガリレオ裁判 400年後の真実』岩波新書 2015
- 共著
- 『はじめて読む物理学の歴史 真理の頂を目指して』ベレ出版(読んで楽しむ教科書) 2007
- 安孫子誠也、岡本拓司、小林昭三、夏目賢一、和田純夫共著
翻訳
- アイザク・ニュートン『光学』堀伸夫共訳 槙書店 1980
- スティルマン・ドレイク『ガリレオの生涯』全3冊、共立出版 1984-1985
- 1.ピサの斜塔と自由落下、2.木星の衛星と太陽黒点、3.二つの対話と宗教裁判
関連項目
脚注
- ^ 研究者情報
- ^ 『ガリレオ裁判』著者紹介