甘い生活 (漫画)
『甘い生活』(あまいせいかつ)は、弓月光による日本の漫画作品。『ビジネスジャンプ』(BJ、集英社)誌上において、1990年11号より2011年21・22号まで20年以上に渡り連載が続けられ[1]、『BJ』で最長の長寿作品であった。[独自研究?]同誌の休刊後は後継誌である『グランドジャンプ』の創刊号より『甘い生活 2nd season』として、2024年13号まで連載[2][3]。単行本は40巻まで、『2nd season』は18巻が発売されている(2024年7月現在)。弓月の短編『ランジェリー狂走曲』(全3話、『みんなあげちゃう』第19巻に収録)を下地としている。2007年8月時点で累計部数は800万部を記録している[4]。 概要大手下着メーカーのピクシー(Pixy)を舞台に、ランジェリーに対する天才的な才能を持つ江戸伸介による下着、もしくはそれに類するものの開発話が、様々に癖のある依頼主などを交えた伸介と若宮弓香とのラブコメとして描かれていく。伸介と弓香のラブコメという主軸はあるものの、開発する下着毎に話は比較的独立しており、連続性のある中編の集合体となっている。 他のコミックスと比較すると、連載年数に対しコミックスの巻数が少ないが、これは月2回の連載の上、1回あたりのページ数も減ってきている事による物である(1巻には8話、30巻には12話収録されている)。17年半で400回を超えているが、ストーリー上では弓香の誕生日26、27歳の話もあり、時間としては3年。他の長期連載作品同様に、作中の時間の流れとは別に現実の時間の流れがあるため、テレホンカードから自動車電話・折りたたみ式携帯・スマホ・タブレットPCまで時代の変遷を知ることが出来る。その為『2nd season』第一話に於いて第一期当初の時代を描きながら、時代描写は第一期当初とは違ったものになっている。つまり『2nd season』においてはストーリーは継続されながら時代は一度リセットされたといえる。 ランジェリーを題材としており、さらに弓月が元少女漫画家であったこともあり、『BJ』連載の青年漫画ながら女性の読者も少なくない[要出典]。 加えて、作者がMacintoshユーザのため、作中には連載時の最新Macintoshがよく登場するほか、架空の翻訳機も登場する。 あらすじ※編分けは便宜上ここで作成した物であり、正式な物ではない。 ※単行本収録巻数、伸介の開発した下着を併記。
登場人物→詳細は「甘い生活の登場人物」を参照
ランジェリー狂騒曲作者の短期連載作品(全3話)であり、今作の原型となった。「みんなあげちゃう」YJC版19巻と、今作最終巻に収録されている。 美大卒ながら就職活動で下着会社「シャンタン」のデザイナーとなった青年・日下(くさか)は下着の世界にどっぷりハマッていて、身体に合わない下着を着けた女性に行き過ぎた忠告をしては痴漢扱いされていた。 書誌情報甘い生活※『…』内は単行本の副題。
甘い生活 2nd season※第1巻は前半に初代「甘い生活」LIFE481〜LIFE486、後半に「甘い生活 2nd season」LIFE1〜6という変則構成。
出典
外部リンク
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