照谷寺(しょうこくじ)は福島県会津若松市にある天台宗の寺院[1][2]。山号は神護山[3]。
歴史
奈良時代の天平神護年間(765年 - 767年)の創建と伝わる[4]。境内にある観音堂には聖観音が安置されており、会津三十三観音の20番札所・御山観音(おやまかんのん)として信仰されている[5]。観音堂は平安時代の大同2年(807年)に草創されたと伝わり[4]、別名の岩屋観音(いわやかんのん)は[5]、かつて寺の北東側にある石峰(岩屋山)に安置されていたことによる[4]。その後照谷寺に移され、現在の観音堂は1992年(平成4年)に新たに建てられたもの。
参考文献
- 『新編会津風土記』雄山閣、1975年。
- 小島一男編 編『会津三十三観音御詠歌』歴史春秋社、1978年。
- 宮崎十三八著 編『会津の観音巡礼』恒文社、1996年7月30日。ISBN 4-7704-0881-1。
- 全国霊場大事典 編纂室 編『全国霊場大事典:全国霊場巡礼・巡拝案内』六月書房、2000年11月1日。ISBN 4-7952-3343-8。
脚注
関連項目
外部リンク