無線LAN倶楽部

無線LAN倶楽部のエリアであることを示すステッカー

無線LAN倶楽部(むせんランくらぶ)は、エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社が提供していた公衆無線LANサービス。2005年12月20日にサービスを終了している。

概要

日本国内での商用公衆無線LANサービスが2002年に相次いで開始され、同様にMフレッツを開始したNTT東日本が公衆無線LANサービスの提供を専業とする完全子会社としてNTTブロードバンドプラットホーム(NTT-BP)を設立した際に、NTT-BP運営のサービスと発表されたのが「無線LAN倶楽部」である[1]

Mフレッツは現在でも一般的なインターネットへの接続がメインのサービスとして開始されたが、無線LAN倶楽部は当時ある程度普及していたPDAへの独自コンテンツの配信も行う[2]という特徴があった。

アクセスポイントは首都圏の駅を中心に展開され、京王電鉄京浜急行電鉄相模鉄道西武鉄道東京急行電鉄横浜市営地下鉄などの駅構内およびその周辺に設置されていた。

使用していた無線LANの通信規格はIEEE 802.11b(最大11Mbps)。サービスプランとして、定額利用の月額1500円(加入料1500円)のプランの他いくつか用意されていた。

2002年8月1日から11月30日まで限定モニター対象の試験サービスを実施。2002年12月21日から正式サービスを開始した。

その後、NTTグループ内で並立していた各公衆無線LANサービスでそれぞれ独自に設置されていたアクセスポイントの一部をNTT-BPが保有、各サービスで共有する形で展開を図ることになり、それに合わせてNTT-BP運営の無線LAN倶楽部は2005年12月20日にサービスを終了した[3]

注釈

  1. ^ NTT東日本、無線LANサービスに関する新会社を設立、試験サービスを実施 - 2002年7月15日 BB watch
  2. ^ 無線LAN倶楽部のご案内 - ZAURUS:シャープ
  3. ^ NTTグループ、無線LANを一部統合 「無線LAN倶楽部」は終了 - 2005年7月12日 ITMediaニュース
    NTTBP、無線LAN倶楽部の終了に伴う代替サービス移行の受付を開始 - 2005年8月11日 BB watch