滝田賢治

滝田 賢治(たきた けんじ、1946年8月2日 - )は、日本政治学者。専門は、国際政治史・アメリカ外交史。中央大学名誉教授。元中央大学政策文化総合研究所所長。

人物

横浜市生まれ。1969年3月東京外国語大学外国語学部英米語学科卒業、1974年3月一橋大学大学院法学研究科修士課程修了、1977年一橋大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。指導教官は細谷千博[1]

1977年4月日本学術振興会奨励研究員、1978年4月埼玉大学教養学部非常勤講師、1979年4月中央大学法学部専任講師、1980年4月中央大学法学部助教授、1986年4月中央大学法学部教授。この間1985年から国際連合大学グローバル・セミナー運営委員・講師を務めるほか、1991年3月から1993年3月までジョージワシントン大学中ソ研究所客員研究員2002年4月から2009年3月まで中央大学政策文化総合研究所所長。2011年中央大学専任評議員2017年定年退職[2][3]。指導学生に細川幸一などがいる[4]

著書

単著

  • 『太平洋国家アメリカへの道――その歴史的形成過程』(有信堂高文社, 1996年)
  • 『国際政治史講義――20世紀国際政治の軌跡』(有信堂高文社, 2022年)

編著

  • 『グローバル化とアジアの現実』(中央大学出版部, 2005年)
  • 『東アジア共同体への道』(中央大学出版部, 2006年)
  • 『21世紀東ユーラシアの地政学』(中央大学出版部, 2012年)
  • 『アメリカがつくる国際秩序 (Minervaグローバル・スタディーズ 2)』(ミネルヴァ書房, 2014年)
  • 『21世紀国際政治の展望――現状分析と予測』(中央大学出版部, 2017年)

共編著

  • 坂本正弘)『現代アメリカ外交の研究』(中央大学出版部, 1999年)
  • 五味俊樹)『現代アメリカ外交の転換過程』(南窓社, 1999年)
  • 大芝亮)『国際政治経済資料集』(有信堂高文社, 1999年/第2版, 2003年)
  • 石井修)『現代アメリカ外交キーワード――国際政治を理解するために』(有斐閣, 2003年)
  • (五味俊樹)『9・11以後のアメリカと世界』(南窓社, 2004年)
  • (大芝亮)『国際政治経済――「グローバル・イシュー」の解説と資料』(有信堂高文社, 2008年)
  • (佐藤元英・中央大学政策文化総合研究所)『3・11複合災害と日本の課題』(中央大学出版部, 2014年)
  • (大芝亮・都留康子)『国際関係学――地球社会を理解するために』(有信堂高文社, 初版2015年/第2版2017年/第3版2021年/第3版補訂版2023年)

訳書

脚注

出典

  1. ^ 「昭和48年度 学位授与・単位修得論文」一橋研究
  2. ^ 以上につき、「滝田賢治先生略歴」『法学新報 123(7)』2017 巻末p1以下
  3. ^ 以上につきマイポータル
  4. ^ 「研究室のプロフィール 」


先代
坂本正弘
中央大学政策文化総合研究所所長
2002年 - 2009年
次代
佐藤元英