滝ダム(たきダム)は、岩手県久慈市小久慈町1地割、久慈川水系長内川に位置する重力式コンクリートダム。洪水調節・不特定利水・発電を目的とする、岩手県営の多目的ダムである。
概要
長内川総合開発事業の一環として、洪水調節、流水の正常な機能の維持、発電を目的として築造された多目的ダムである。ダム管理事務所は、岩手県久慈市小久慈町内。
岩手県内の多目的ダムとしては、綱取ダムと同時に最初に完成したダムである、久慈川の合流点から約9キロメートルの地点に位置する[1]が、計画段階では現在の地点よりも3キロメートル上流の滝地区に建設する予定であった。しかし、地質調査の結果を受け変更した経緯がある[2]。
歴史
諸元
- 堤頂標高:84.0メートル
- 堤高:70.0メートル
- 堤頂長:187.0メートル
- 堤頂巾:6.0メートル
- 堤体積:220,000立方メートル
- 放流設備:
- 常用洪水吐:コンジットゲート/3門
- 非常用洪水吐:クレストゲート/2門
- 利水吐維持放流用:ジェットフローゲート/1門
- 利水吐灌漑用:ジェットフローゲート/1門
- 地質:砂岩、粘板岩、チャート
- 総事業費:146億円
脚注
出典