満福寺 (深谷市)
満福寺(まんぷくじ)は、埼玉県深谷市にある真言宗豊山派の寺院。 歴史鳥羽天皇の御代(1107年 - 1123年)、弘誓房深海によって開山された。その後、寿永年間(1182年 - 1184年)に畠山重忠によって中興され[2]、菩提寺となった。 現本堂の本尊は不動明王であるが、江戸時代後期の地誌『新編武蔵風土記稿』では観音堂にある千手観音像が本尊としている[1]。像高は六尺三寸あり、重忠の守仏(等身大)と伝えられている[2]。 大正初期まで、当寺には重忠の鎧兜など、重忠ゆかりの品々があったといわれている。しかしその後、無住(住職不在)の時期があり、昭和初期時点では既にこれらの品々は行方不明になったという[2]。 また観音堂の裏には、重忠廟の牌のほか、彰義隊士の水橋右京之亮の墓もある。 文化財
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