湯旺河 (河川)湯旺河 (仮名:とうおう か,拼音:Tāngwàng hé) は、黒竜江省を流れる河川。 特徴松花江左岸の支流で、全長492km。同省伊春市湯旺県に位置する烏伊嶺[1]を水源とし、[2]湯旺県、伊春区 (現伊春市伊美区西部)、南岔区 (現同市南岔県)、ジャムス市湯原県など15の地区を経て、湯原県湯原鎮中鳳鳴村で松花江に合流する。 歴史『金史』に現れるのがおそらく歴史上の初見で、巻1に「土溫tǔwén水」、巻10に「屯tún河」として見られる。(英字は普通話拼音。以下同じ。) さらに巻121には「濤溫tāowēn水」という名称もみられる。[3] 『元史』になると「桃溫táowēn水」と「陳chén河」の二種類がみられる。[3] 『明史』には「屯河」と「托溫tūowēn河」の二種類がみられる。永楽3年 (1405) に屯河衛が設置されて以来、「屯河」の名称が定着したようだが、一方で同音の「呑tùn河」という表記もみられる。[3] 清代の史籍には「屯河」と「呑河」とが併用されたが、『吉林通志』には「呑昂tùn'áng」、「阿阿aa」という名称も記載されるなど区々である。[3] 清後期に湯旺河と改称され、現在に至る。 観光
脚註
文献
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