渡部弘晃
渡部 弘晃(わたなべ ひろあき、1991年9月18日 - )は、北海道岩見沢市出身の元スキージャンプ選手である。東京美装グループスキー部に所属した[1]。 経歴幼馴染がジャンプをしていたのがきっかけで[2]、岩見沢第一小学校より当時隣町であった栗沢町(現・岩見沢市)の美流渡ジャンプ少年団に所属しスキージャンプを始める。 岩見沢緑中学3年時の2006/07シーズンからジュニア指定強化選手となる[3]。雪印杯ジュニア組および宮様スキー大会ラージヒル少年組を優勝する。FISカップを兼ねた山形市長杯に出場し、27位でFISポイントを獲得する。 2007年4月、札幌日大高校に入学する。2008/09シーズンはコンチネンタルカップを兼ねるHTBカップ国際スキージャンプ競技大会に出場し、19位でポイントを獲得。ジュニア世界選手権シュトルブスケ・プレソ大会では個人40位、団体6位の成績を挙げ、FISカップを兼ねた蔵王NHK杯では優勝する。 2009/10シーズンは札幌市で行われたサマージャンプの少年組2戦と国体少年の部で優勝する。 2010年4月、日本大学に入学する。2010/11シーズンはトルコ・エルズルムで行われたユニバーシアードに出場し、ラージヒル20位、ノーマルヒル16位となる。 2012/13シーズンは札幌のコンチネンタルカップ3連戦で12位(札幌五輪記念は15位)、12位(HTB杯は16位)、6位(STV杯は8位)と健闘し、ワールドカップ札幌大会に初出場し、第1戦で29位に入りポイントを獲得する。また、2月の国体成年A組や3月の全日本選手権ラージヒルを優勝するなど、飛躍の年となった。 2013/14シーズンは、全日本学生スキー選手権大会1部で優勝する。 2014年4月、東京美装グループに入社する。2014/15シーズンは、ワールドカップ札幌大会に出場するが、2戦とも予選を通過できなかった。 2015/16シーズンはサマーグランプリ白馬大会に初出場し、34位となった。 2017/18シーズンは鹿角サマージャンプ大会で社会人初優勝し、以降3連覇を達成する。 2018/19シーズンは雪印メグミルク杯成年組を優勝、コンチネンタルカップ札幌大会で2戦に出場しポイントを獲得した。 2019/20シーズンは雪印メグミルク杯を連覇、HBC杯を優勝し、コンチネンタルカップ札幌大会では5位、3位と上位に入り、ワールドカップ札幌大会に出場するがポイント獲得はならなかった。国体成年B組を優勝後、ワールドカップルシュノヴ大会に派遣され、2戦目で28位となりポイントを獲得した。その後コンチネンタルカップ3試合を転戦しシーズンを終えた。 2020/21シーズンは、国内の冬季戦12試合で、優勝3回を筆頭に全試合で10位以内の安定した成績を挙げた。 2021/22シーズンは、国内の冬季戦で2勝した。 2023/24シーズンは、名寄サンピラー国体記念サマージャンプ大会で優勝した。2024年3月、現役を引退した[4]。 主な成績ジュニア世界選手権ワールドカップ
サマーグランプリ
コンチネンタルカップ
ユニバーシアード
国内大会
出典“WATANABE Hiroaki-Athlete Information”. 2021年3月11日閲覧。
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