渡辺顗修
渡辺 顗修(わたなべ ぎしゅう、1953年 - )は、日本の法学者・言語学者・弁護士。甲南大学大学院教授・甲南大学法科大学院長。博士(法学)。専門は刑事訴訟法。 人物渡辺 修(わたなべ・おさむ)をペンネームとしており、学者としてはこの名前を用いる。本名「顗修」は僧籍を持つことに関係し、本人も常に剃髪している。刑事訴訟にろう者、外国人労働者などに対する法的支援の問題について著書多数。自らも司法NPO「当番弁護士制度を支援する会」代表となる等、支援活動に身を置いている。また、司法通訳にかかる弊害について、言語学的視点から分析を行っていることでも知られる。 神戸学院大学時代は「被害者の人権」「加害者の人権」「第三者の一方的価値観による偏見」に関する問題を投げかけ、法律と感情の間に身を置いて考えさせる講義が多かった。また、当時の司法試験考査委員(刑事訴訟法)としては、特に口述試験において独創的な問題を出すことで知られた。甲南大学法科大学院教授となってからは、専門家養成ということもあり、法的解釈と理論構築のセンスを磨くことを第一としている。 「現場主義」の実践を教え、検察審査会について述べたり、自らもオウム真理教事件関連の刑事裁判傍聴や、神戸連続児童殺傷事件の事件現場などにも足を運んでいる。現在は都市型公設事務所である弁護士法人大阪パブリック法律事務所の客員弁護士として、多数の刑事事件において自ら刑事弁護人として活動を行いながら、甲南大学法科大学院の院長として組織を率いている。 2020年3月末をもって甲南大学法科大学院院長を退任。教授として講義は継続。 経歴
著書
所属学会
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