渓湖糖廠
渓湖糖廠(けいことうしょう)は台湾彰化県渓湖鎮にある元製糖工場である。1950年代以降は彰化県で唯一正常に操業していた糖廠(製糖工場)であるが、2002年に製糖事業は停止した。 歴史
現況渓湖糖廠は製糖事業を停止し、観光娯楽施設へと転換し、敷地内には文物資料展示施設、遊楽施設、軽便鉄道などがある。 五分車(観光用トロッコ列車)五分車(台湾語 ゴーフンチア)とは軽便鉄道の事で、過去にサトウキビを運搬していた車輌を改造して旅客用としている。五分車の軌間は762mmで国際標準軌の1435mmの約半分(五分仔 ゴーフンナ)である事から台湾人は五分仔車または五分車と呼ぶ様になった。[4] 路線列車は糖廠構内の渓湖駅から製糖鉄道時代の路線(王功複線)を片道20分ほどかけて約3.5km走って旧濁水渓鉄橋を渡り濁水信号所まで行って[5]10分ほど休憩し、機回しして折り返してくる。 使用車輌346号蒸気機関車はベルギーのアングロ・フランコ・ヴェルジ(fr:Anglo-Franco-Belge)製で1948年製造のC型(0-6-0)タンク機関車で、石炭焚きである。ディーゼル機関車は「日立牌」と呼ばれる日立製のC型機である。客車は貨車改造の2軸車で、屋根付きで窓ガラス無しのオープンタイプが主であるが、一部通常の窓やドアの付いた箱の2軸客車も存在する。ディーゼル機の一部とオープン客車は一台ごとに異なるカラフルな塗装がされている。 五分車時刻表
日曜日の02次と04次が蒸気機関車牽引による運行で他はディーゼル機関車牽引である。[2] 毎週土・日曜日と(台湾の)祝日に運行されているが、平日でも20人以上の団体で予約すれば運行される。運賃は100元で学生優待運賃は80元、幼稚園児70元、障碍者及び65歳以上の高齢者50元である。[6]なお、糖廠内の見学は無料で、前には台湾糖業公司のアイスクリームなどの直売所がある。 アクセス出典
関連項目
外部リンク
座標: 北緯23度57分7.3秒 東経120度28分52.3秒 / 北緯23.952028度 東経120.481194度 |