渋谷シャドウ
『渋谷シャドウ』(しぶやシャドウ、英: Shibuya Shadow)は、2020年に劇場公開された日本映画。田中理来、高岩遼、馬場良馬、SANABAGUN.などが主演した劇場用の映画である。 監督はこれが長編第4作目となる谷健二。 劇場公開に先立ち、「MOOSIC LAB 2019」にて2019年11月30日から特別招待作品として完成披露上映された。 あらすじ舞台はオリンピックを翌年に控えた東京の渋谷。主人公のリクは、音信不通となった兄のケントを探しに、千葉から渋谷に降り立ったものの、都会の喧騒に圧倒されて、おろおろしている。 そんなリクが、道に迷っている時に通りかかったリュウノスケに写真を見せて尋ね、ようやくリクは兄がかつて住んでいたアパートを訪ねるが、そこには見知らぬ外人が住んでいて、追い出される。 途方に暮れたリクは兄から送られてきた携帯の画像を元にその屋上へ行くと、全身タトゥーが入ったバンドマンのリョウと出会う。リクはリョウに兄を探していることを相談し、世話好きのリョウはリクの兄を探すのを手伝うことにする。 まずはリョウの知合いのショップ PORT OF CALLで、リクのダサいTシャツを渋谷っぽく替えて、屋上を管理しているギター屋の店長に、リクとリョウは携帯の画像を見せて、画像に写っているパン屋が近くにあることを伝える。 食レポがいるくらいの人気のパン屋「パリジャン」にリクとリョウは訪ね、パン屋の店長・キッカワに画像を見せると、知合いのカメラマンのオカムラを紹介されるのだが。そんな時、リョウにバンド仲間から電話が掛かってきて、今夜のライブがトラブルに巻き込まれそうなのを知り、リクを置いて、一人で行ってしまう。 しかしリョウは途中で道に迷っているユミを知合いの蜂蜜を売っている飲み屋・HABURASHIに案内して、飲み屋の店員と挨拶をして心変わり。再び公園でリョウはリクと再会する。 天体望遠鏡の前でモデルを撮影していたカメラマンのオカムラに、リョウの兄の事を尋ねるが、口の悪いオカムラからは情報は得られず。その帰りにインスタグラムをしているユリカに出会い、リクの携帯の画像の写真から、兄のケントとは、マサキという名前で呼ばれた男ではないかと伝える。 リクとリョウは、マサキがかつて働いていたバー・AMARANTH Loungeに行くが、そこでヨウジからマサキは店の売上を誤魔化した為、逃げ回っていることを伝える。 ケントを見つけられないまま、リョウは渋谷でSANABAGUN.の路上ライブを開始。 しかしそこにマサキと似た男が通りすがり、リクがマサキを発見して後を追ったことにより、リョウもまたリクの後を追ってライブは中止になる。 一方、リュウノスケは新居で待つマミの元に帰り、訪れた仲間たちと引越しを祝う。夜になって買い物に出かけたマミは、SANABAGUN.のライブに遭遇して、ついでにライブを撮影する。 マサキは渋谷で当ても無く歩いていたが、ついに見つかってしまい、連れられて行く。 渋谷では多くのドラマが交差している。 これは渋谷の一日を描いた物語である。 登場人物
スタッフ
製作2019年8月にマスコミに制作発表がされた時は、『シャドウ(仮)』というタイトルであった[1][2]。 2019年9月23日から10月6日まで、オール渋谷ロケで撮影された。 2019年10月6日のクライマックスの撮影で、SANABAGUN.の本物の路上ライブを映画の撮影の為に行い、映画のファンとしてのエキストラを募集した[3]。 2019年10月18日に、正式なタイトルが、『渋谷シャドウ』であることが発表された[4][5]。 ロケ地
封切り2019年11月30日、12月2日、12月3日に「MOOSIC LAB 2019」の「MOOSIC EYE」部門にて、特別招待作品として完成披露上映された。 2020年2月22日に渋谷ユーロライブで、トキメディアワークスとセブンフィルムの共催イベントにて、イベント上映された。 2020年3月に予定されていた、渋谷区・共栄会のさくらまつりでの上映は、2019新型コロナウイルスの影響で、中止になった。 脚注
外部リンク
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