深田 康算(ふかだ やすかず、1878年(明治11年)10月19日 - 1928年(昭和3年)11月12日)は、日本の美学者。京都帝国大学教授。山形県生まれ。父は旧会津藩士深田康守で、その長男[1]。大塚保治とともに日本における美学研究の先駆者となる[2]。中井正一は門下生で、深田の死後その全集の編纂を行った[3]。
略歴
著書
- 『深田康算全集』岩波書店(全4巻)1930-31
- 『美しき魂』弘文堂 アテネ文庫 1948
- 『藝術に就いて』岩波書店 1948
- 『ロダン』弘文堂 アテネ文庫 1949
- 『美と芸術の理論』白凰社 1971
- 『深田康算全集』玉川大学出版部(全3巻)1972-73
翻訳
- ケーベル博士小品集 久保勉共訳 岩波書店 1919
出典
- ^ a b 『人事興信録』「深田康算」
- ^ a b 「深田先生の思い出」
- ^ 松岡正剛. “松岡正剛の千夜千冊 中井正一 美学入門”. 2014年7月22日閲覧。
- ^ 『第二高等学校一覧 自大正11年至12年』p.186
- ^ 『学位大系博士録』(昭和14年版、発展社出版部)
- ^ 服部敏良『事典有名人の死亡診断 近代編』付録「近代有名人の死因一覧」(吉川弘文館、2010年)p.24
参考文献
- 『人事興信録』(第8版)、1928年
- 吉岡健二郎「深田美学の特色」(『深田康算全集』(玉川大学出版部)第一巻月報)- 吉岡は京都大学教授
- 草薙正夫「深田先生の思い出」(同上)
関連項目
外部リンク