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涌泉寺（ゆうせんじ）は、大阪府豊能郡能勢町の妙見山に位置する日蓮宗の寺院である。山号は石用山。本尊は大威徳明王^[1]。

歴史

820年（弘仁11年）、空海によって創建され、元々は龍泉寺と号す真言宗の寺院であった。創建当時は七堂伽藍がそびえていたと伝わる^[2]。

1629年（寛永6年）、日蓮宗に改宗。開山は日侃上人で堂内には大阪府と能勢町の重要文化財に指定されている大威徳明王を安置している^[2]。

また牛に跨っているところから古くより農家にとって人よりも大切な牛の難病を除き給う守護神として信仰を集めるようになり、現在でも「牛堂さん」の愛称で親しまれている^[3]。