海軍築城航空基地稲童掩体海軍築城航空基地稲童掩体(かいぐんついきこうくうきち いなどうえんたい)、旧称・稲童1号掩体壕(いなどう1ごうえんたいごう)は、福岡県行橋市稲童1095-17にある太平洋戦争当時の掩体壕(掩体)である。福岡県指定の史跡である。 概要「掩体」とは敵弾から射手を守るための防御用設備であり、特に敵軍の飛行機などの攻撃から、自軍の兵器類を守るために造られた覆い状の退避施設を「掩体壕」という。 大日本帝国海軍の築城航空基地は、築城海軍航空隊(第五五三海軍航空隊)の基地として1939年(昭和14年)12月から建設が始められ、1943年(昭和18年)4月に完成した。現在の航空自衛隊の築城基地である。 日本海軍築城航空基地周辺の掩体壕群は、戦況の悪化によりアメリカ軍が日本本土に迫るなか、基地の航空機を敵機攻撃から守るため、1944年(昭和19年)8月頃から建造され始められた。戦争当時は大小約30基もの掩体壕があった。 現在残っている1基の掩体壕は、カマボコ形をしたコンクリート製、入口幅26.8メートル・高5.5メートル・奥行23.5メートルの大型のもので「稲童1号掩体壕」と呼ばれていた(1号とは現在の通称で、戦争当時に何と呼ばれたかは不明)。 2002年(平成14年)12月2日に行橋市史跡に指定されていたが[1]、そののち2023年(令和5年)3月28日に福岡県の史跡に指定され、「海軍築城航空基地稲童掩体」と改称された[1]。 詳しく載っている本
交通アクセス
脚注関連項目外部リンク座標: 北緯33度41分37.3秒 東経131度01分48.7秒 / 北緯33.693694度 東経131.030194度 |