海軍局
海軍局(かいぐんきょく、ドイツ語:Marineamt、略称:MarA)は、ドイツ連邦海軍における艦隊司令部と並列する二大組織の一つ。本部はロストックに所在しているが、一部はヴィルヘルムスハーフェン、ブレーマーハーフェンおよびベルリンに所在している。 海軍局の任務海軍局は海軍作戦部隊を直接には指揮せず(実働部隊の指揮は艦隊司令部が執る)、それ以外の分野(人事、教育、資器材の準備など)の任務を総合して担当する。このため人員の獲得と育成、資器材の保守管理について海軍局が責任を負う。 歴史1957年には既に海軍の一般任務を担当する部局を構築する計画があった。この目的に沿って同年8月に中央海軍業務部(de:Zentrale Marinedienststelle)が設立された。しかし、早くも1959年3月末に解散する。 1965年の概要1965年、海軍局は解散した中央海軍業務部の機能の一部を艦隊基盤司令部(de:Kommando der Flottenbasis)に分担させた上で設立される。これはヴィルヘルムスハーフェンに所在しており、複数の海軍学校や部署を6つの監部に分割して編成された。
副局長直轄には以下のようなものがあった。
1968年に各試験所および艦艇乗組司令部は海軍部隊試験団に集約される。 再編成1974年に艦隊支援司令部は連邦海軍の三分の一を網羅する指揮機関として新編され、艦隊を直接支援する体制が取られた。これにより海軍局は教育と海軍装備の基本的問題についてのみ責任を負う事になる。この改編により各監部は解散し、新たに教育部、装備部、衛生部の三つの分野別に部を組織した。 2001年に艦隊支援司令部が解散するために再度編成替えがなされ、海軍局は基地業務のほか一部任務を引き継いで、本部はロストックに移転する。 内部組織局長には海軍少将が充てられ、6つの部および担当官が下に置かれている。
下位組織局長、副局長、幕僚長の三役を筆頭に6つの部門が存在している。
歴代局長
脚注外部リンク
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