波方ターミナル
波方ターミナル株式会社(なみかたターミナル)は、愛媛県今治市波方町に本社を置き、石油・液化石油ガス等の物流基地である「波方ターミナル」の運営を行う企業である。 概要造船不況で東予ドック(近隣の造船所が共同出資)が経営危機に陥ったのをきっかけに三菱商事が設立した波方ターミナルが東予ドックの敷地を買収し建設した基地である。海外や国内の製油所から送られてきた石油・液化石油ガス等を受け入れて貯蔵・管理し、国内の電力会社や石油化学メーカー等に出荷している。敷地面積9万600坪(約30万平方メートル)を有し、国内外から搬入される年間約100万トンの LPGや石油製品を扱っている[2]。 波方ターミナルの設備は三菱商事が保有し、管理・運営は波方ターミナル株式会社が行っている。また同社は独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が建設した波方国家石油ガス備蓄基地が完成した後(2013年建設完了)、運営を受託している。 沿革
アンモニア供給拠点の設置計画波方ターミナルの既設の低温LPGタンクをアンモニア貯留タンクに転用し、2030年までに年間約100万tを供給するアンモニアのハブターミナルにする事が計画されている[4]。アンモニアは燃焼時に二酸化炭素を排出せず、分解すれば水素が取り出せる事が出来、次世代のエネルギーとして注目されている。 2023年6月に三菱商事と四国電力、マツダ、住友化学などはアンモニア供給基地の整備に向けて協議会を設置[5]。愛媛県や今治市、西条市、新居浜市、四国中央市の4市もオブザーバーとして参加した[5]。 脚注
参考文献
関連項目外部リンク
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