沖 ななも(おき ななも、1945年9月24日 - )は歌人。歌誌「熾」代表。本名は中村眞理子[1]。
経歴
茨城県古河市生まれ。埼玉県立浦和西高等学校卒業。
中学生のころから現代詩をつくり始め、1968年、若い人社文学会に参加。1974年、歌誌「個性」に入会(2004年終刊)。1994年1月、佐藤信弘と「詞法」を創刊、2004年4月、「熾」と改め、代表となる。
2008年より、朝日新聞埼玉版および埼玉新聞の短歌欄選者。2009年より、埼玉文芸賞(さいたま文学館)および埼玉文学賞(埼玉新聞社)の選考委員。また、現代歌人協会理事、埼玉県歌人会会長、埼玉文芸家集団監事を務める。
受賞歴
- 1983年 現代歌人協会賞(歌集『衣裳哲学』にて)
- 1983年 埼玉文芸賞
- 2004年 茨城県歌人協会賞
- 2005年 埼玉文化賞
著書
歌集・詩集
- 詩集『花の影絵』 若い人社、1971年
- 歌集『衣裳哲学』 不識書院、1982年
- 歌集『機知の足首』 短歌新聞社、1986年
- 歌集『木鼠浄土』 沖積舎、1991年
- 歌集『ふたりごころ』 河出書房新社、1992年
- 歌集『天の穴』 短歌新聞社、1995年
- 歌集『一粒』 砂子屋書房、2003年
- 歌集『三つ栗』 角川書店、2007年
- 歌集『木』 短歌新聞社、2009年
- 歌集『白湯』 北冬舎、2015年
- 歌集『日和』 北冬舎、2016年
選集
- 『現代短歌文庫 沖ななも歌集』 砂子屋書房、2001年
評論・エッセイ・入門書
脚注
- ^ 『読売年鑑 2016年版』(読売新聞東京本社、2016年)p.445
外部リンク