水ノ口峠
水ノ口峠(みずのくちとうげ)は、徳島県三好市井川町井内東と同市西祖谷山村小祖谷の境界にある徳島県道265号腕山花ノ内線の峠。標高約1,116m。 地理旧井川町井川と旧西祖谷山村の境にある峠。井川町の井内谷と西祖谷山村の小祖谷を結ぶ[1]。 昔は西祖谷山村から井内谷に出るには、小祖谷から腕山を越えて、荒倉を経て馬岡新田神社の付近に出ていた。この道は鎌倉時代から南北朝時代を経て明治時代まで、西祖谷山村から他郷へ出る重要路線のひとつで、1905年(明治38年)頃までは、郵便路線にも利用されていた。1897年(明治30年)頃に水ノ口峠のルートが完成[1]。 井内にはタバコの収納所があったので、峠を越えて西祖谷山村から運んできたといわれている。ちなみに水ノ口は「みなくち」と呼び、水源地を意味する。峠を南東に少し下ると清水が豊富に流れている[1]。 脚注 |