正栄汽船
正栄汽船株式会社(しょうえいきせん、英語:SHOEI KISEN KAISHA, LTD.)は、愛媛県今治市に本社を置く海運会社。今治造船のグループ企業である。 概要船舶を所有し、日本郵船や商船三井など国内外の海運会社に貸し付ける船舶貸渡業(船主)を営んでいる。所有する船舶は今治造船グループで建造している。コンテナ船やLNG船など様々な船舶を所有し、多いときには実に100隻もの船を保有しているとされる[1]。 1962年に「正栄丸」(869総トン)を建造し、川崎汽船に用船したのが始まりである。当時、川崎汽船から用船の確約を取得し、船主に引き受けを呼びかけたが愛媛船主[2]で未知の航路であった北海道に向かう航路に投入される事から引き受ける船主が現れず、今治造船がやむを得ず正栄汽船を設立し用船を行ったという経緯がある[3]。正栄丸は「山泰丸」(船主は瀬野汽船)に続く、愛媛船主が日本一周航路へ投入した第二船であった[4]。 今治造船は、その後外航船や新しい船型に進出して行く時、まず正栄汽船に建造させ、同時に愛媛の友好船主たちに同じように用船を仲介し、同型船の建造を呼びかけるというスタイルで正栄汽船を活用している[4]。 沿革
事業所保有船舶
脚注
参考文献
関連項目外部リンク |